こんにちは、かたせうみです。
今日も相変わらずの胆石日記、④となります。
書いている間に、200記事超えてました。
それでは、続きをご覧ください。
入院3日目 手術前の検査が始まった。
2日目の夜は、少し眠ることが出来たが、やっぱり夜中の3時に点滴パック交換となった。
4杯目だ。
3日目、朝は採血から始まる。
3日目の採血時に気づいたのだが、採血を行う看護師は毎回違う人だが、皆20代半ば位までの若い看護師だ。
左腕から採血するのだが、自分の太い腕は血管がとり辛いはずなのに、ほぼ一発で命中させていく。
・・・やるな、お主ら。
でも、「血管みえな~い!」と、笑いながらぺしぺしと腕を叩いた看護師もいた。
ま~、若くて、愛嬌があってよろしい💛
回診時に手術の意向を伝える
朝8時の回診時に手術を受けることを伝えたところ、今の入院中にすべての検査をやってしまいましょうという事になり、各検査の説明は、順次看護師から説明してもらう事になった。
血液数値は下がりつつあるが、絶食はもう少し必要だと言われた・・・(´Д⊂グスン。
その後、看護師がやってきて、「腹部エコー」・「腹部CT」・「腹部MRI」・「胃カメラ」・「大腸検査」・「肺活量検査」等の検査を、各検査室の空き時間で行うので、案内はその都度しますと説明があった。
MRIについては、造影剤を点滴から注入するので、副作用等にかかる誓約書も書かされた。
その午後には、早速看護師からお声がかかり、まずは「腹部エコー検査」となり、検査室に案内された。
・・・、何だか急に忙しくなってきたぞい。
腹部エコーと肺活量検査
腹部エコー検査は、もう慣れたものだが、今までは自分と同程度の年齢の医師が検査をしていた。
しかし今日は違う、若い女性技師さんだ。
ビバ女性の職場進出!!
ともろてを挙げて喜びたいが、元来小心者の私、緊張してしまう・・・。
女性技師にゼリーを塗られ、胆のう付近と腹部をゼリーのついた器具でぐりぐりされる。♨
まぁ、ここはいつもの検査なので何とかしのいだ。
引き続き、「肺活量検査」に回された。
検査の目的は、手術中及び術後に酸素マスクをするので、自分で呼吸が出来る肺活量を調べるのだという。
通常生活における呼吸機能があれば、呼吸器マスク装着は問題ないとのことで、検査結果は全く問題なく終了した。
因みに検査方法は、鼻を挟み、トイレットペーパーの芯のようなものを咥え、一気に息を吐ききる動作をする。
何だか間抜けだ・・・。
今日もご飯はもらえない
3日目も絶食が継続し、夕食はもらえないが、もうイライラしない。
ここは、意識高い系女子が、高額の金額を出して臨むファスティングホテル。
エステはないが、看護師のケアあり、健康管理ありだ。
と自分に思い込ませる事にした。
(イライラしなくなったのは事実)
昨日は病棟介護士が上半身を中心に拭いてくれたが、さすがに頭皮がムズムズしだしたので、看護師にお風呂に入りたいと言ったところ、点滴パックを一度外し、右手首の点滴針付近を、水に濡れないようにビニールのようなもので保護してくれた。
「これで入浴できますよ。」
と、新しい病衣を用意してくれた。
右手首の点滴針は入ったままだから、入浴中は常に気を遣わないといけないし、浴槽ではずっと右手を挙げていなければならない。
頭や体も左手一本で洗った。
あずましくなかったが(落ち着かず、しっくりこない様子。北海道弁)数日ぶりにすっきりした。
病室に戻ると 、看護師を呼んで、また点滴パックにつないでもらった。
ご飯は食べていないけど、おしっこはよく出る。
結構な量の点滴だからかな??
もう、この頃になると、移動点滴柱片手に談話ルームの大きなテレビを見たり、ローソンの雑誌コーナーでの立ち読み等、病院内を自由自在にうろちょろし、私の患者ぶりも板についてきた。
4日目昼
ルーティンのように、朝は採血から始まる。
毎度8時の回診では、医師より血液数値がだいぶ良くなったとの説明があり、今日は「腹部CT」・「腹部MRI」の検査を行いますとの話があった。
午前中は看護師から検査のお声はかからなかった。
そして、昼食時間を迎えた。
絶食中の私には、ご飯はあたらないと思っていたところ、カーテン越しに名前を呼ばれ「ご飯ですよ~!」と、アツアツのおかゆ茶碗とごま塩ふりかけ、みそ汁が載ったトレーを置いていった。
いきなりの配膳だった。
なんかの間違いか?!いや違う!!
『ごはんがあたる!!』と、喜びのあまり踊りだしそうになったが、トレーの上には箸もスプーンもない・・・。
そういえば、「入院のしおり」に自身で用意するものの中に箸・スプーンと書いてあったことを思い出した。
すぐさま早足で2階のローソンを目指した。
ローソンでお箸スプーンセットと、おかゆにかける大きなふりかけを買って、早々にベッドに戻った。
さて、数日ぶりのご飯にありつこうと、おかゆにスプーンを入れたが、配膳から数分経っている事、8分がゆであった事から、もうおかゆは水分を吸ってグテグテ状態だった。
実は、私はおかゆが好きではなく、今まであまり食べたことはなかったが、久しぶりの食事だから勿論口に運んだ。
・・・・、まずい・・・・。
グデグデの食感に加え、味が全くない・・・。
しかし、それでもふりかけをぶっかけ、少しづつ口に運んだが、茶碗の半分以上を残してしまった・・。
ローソンに行った時間で、せっかくのおかゆを台無しにしてしまったことを少し後悔しながら配膳トレーを返却した。
4日目午後、腹部CT
昼食後、14時くらいに看護師より「腹部CT検査」のお声がかかった。
「CT検査」は、検査台に横になり、ドーム状の機器が上腹部から下腹部あたりを往復する。
なにやら、シャッター音が聞こえる。
CT検査はすぐに終わり、病室へ戻る様指示された。
あとは、「腹部MRI」の検査だ。
ベッドでくつろいでいると、看護師がやってきた。
『おっ、MRIの案内か?!』
と思っていたら、明日の「胃カメラ」と「大腸カメラ」の説明だった。
胃カメラは何度かしたことがあるが、大腸カメラは初めてだ。
今回の総合検査で大腸カメラの話を受けて、スマホで大腸検査について調べまくった。
液体薬剤(下剤)2リットルを、2時間かけて飲み、便を排出し、腸を空っぽにした後、おしりから内視鏡カメラを入れることは理解していた。
看護師によると、明日の7時から薬剤を飲み始め、排便状況で検査を行うとのことだった。
また、胃カメラは外来患者検査の合間に行うので、時間は未定。
若い看護師は一通りの説明のあと、大腸カメラにかかる説明書きを置いていった。
説明のあった時間スケジュールの事とか、薬剤の飲み方等が書いてあったが、その看護師の字だろうか「胃カメラと大腸カメラを同時に行うこともあります。」とも書いてあった。
・・・同時に???!
同時に検査なんてあり得るのだろうか?
もし同時だったら、・・・、上から下からと、どんな羞恥プレイ??
と、不安ながらも持ち前の妄想力を発揮してしまう自分であった。
続く。
ご挨拶
この物語は、職場の隣人「嘉仁(カニ)」のノンフィクション作品です。
『人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ』は、かたせうみが管理していますが、『カニの胆石日記』につきましては、「カニ」が執筆して、かたせうみが加筆修正しております。
まとめて読んでみたい方は、カテゴリー「胆石日記」または、下記のリンクをご利用ください。
読んでいただき、有難うございました。
胆石日記①はこちら
【ノンフィクション】カニの胆石日記① - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記② - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記③ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記④ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記⑤ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記⑥ - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記⑦ 大腸内視鏡検査 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
手術編はこちら
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編① - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編② - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編③胆のう手術前日 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編④胆のう摘出手術当日 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編⑤胆のう摘出術後 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編⑥胆のう摘出手術後の様子等 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ