こんにちは、かたせうみです。
『カニの胆石日記』、検査編はいよいよ大詰め。
カニさんの内視鏡検査、結構つらかったみたいです。
それではどうぞ。
腸内洗浄薬開始
午前7時45分から、大腸内視鏡検査の為の前処理が始まった。
腸の中を空にするため、腸内洗浄薬を飲むのだ。
2時間で2リットルの薬剤を飲み切らないといけないので、500CCを30分で飲むペースだ。
飲み始めたころに回診で担当医がやってきて
おっ、飲み始めてますね~(o^―^o)胃カメラは私が担当しますので。
と 言ってきた。
ついでに、「血液数値が下がったので、明日退院できますよ。」とも。
その後、看護師がやってきて、明日の10時にいったん退院できることが決まった。
やっと退院できる!!
と思いながら、薬飲みを再開した。
数十分後・・・
・・・・、その後もチビチビと計算したペースで薬剤を飲み続けていたが、何だか、薬剤がまずく感じられてきて、飲むペースが落ちてきた。
なんだ??
何故まずいのか・・・、自問しながら頑張って飲んでいた。
分かった!この薬剤は、ぬるくなると不味いのだ!
看護師が持ってきたときは、キンキンに冷えていたからそんなに不味く感じなかったが、ぬるくなるとすごく不味い!!
このままのペースでは、到底2時間では飲み切れない。
でもまずい。
たしか、談話ルームに製氷機があったのを思い出し、看護師に見つからないよう氷をコップに入れ、冷たくしたら飲みやすくなった。
残り500CC、あと30分で2時間。予定通りのペースだ。
しかし、腹は水分でタプンタプンなのに、一向に便意を感じない。
大丈夫か?この薬剤・・。
このままでは、浣腸が追加になってしまう・・・・。
ちょっと焦りを感じていた時、看護師から声がかかった。
胃カメラ検査へよばれる
大腸検査用の薬剤をせっせと飲み続け、お腹がタプタプの私に、看護師はこう言った。
胃カメラ検査の時間で~す。
えっ、あの、まだ大腸検査用の薬剤飲んでる最中なんですけど(;゚Д゚)
中断して検査室へ行ってください(ニコッ)
え・・、自分、腹っていうか、胃がタプンタプンなんですけど・・。
医師の指示がありましたので、向かってください(#^^#)
看護師さんは、ニコニコとごり押してくる・・。
仕方ないので、私は1階の胃部内視鏡検査室へ向かった。
座って待っていると、ここで急激な便意が襲来!!
順番は次の次だったので、とりあえずトイレに行って排便。
数分後、検査待合に戻るとちょうど呼ばれて検査室へ案内された。
内視鏡の前に、喉に麻酔スプレーが施されるが、これがまた違和感でなんともいえない。
しかもお腹はタプンタプン・・・。
こんな状態で検査できるのだろうか??
不安だったので、内視鏡検査助手らしい、おばちゃん ベテラン看護師さんに聞いてみたところ、「大丈夫ですよ、先生上手ですから(⌒∇⌒)。」とかわされた。
大腸検査用の薬剤も飲んでいるのに、便意をもよおしたらどうなるんだろうとも聞いてみたが、「大丈夫ですよ、すぐ終わりますから。」と、煙にまかれた。
胃カメラ検査、検査台へ
胃カメラ検査室へ通され、検査台に横向きに寝るよう促されたところで、担当のY医師登場。
私は胃カメラ検査は苦手なので、この時点で身体はガチンガチン。
胃カメラは緊張するのだ。
そして、口からカメラ挿入。
やっぱりゲーゲーし、辛い・・。
医師は淡々と胃カメラを操作しているが、私はゲーゲーしっ放し。
陽気なおばさん看護師二人組が、背中をさすってくれたり、優しい言葉をかけてくれたのが救いだった。
・・・、辛い数分が終わった・・、もはや便意なんて起きなかった・・。
検査後、すぐに担当医から検査結果の話があり、『胃部に問題なし』とお墨付きをもらった。
ただし、食道炎の傾向ありとの補足があったが、もう数年来自分は『逆流性食道炎』を患っており食道炎とはお友達だ。
そそくさと病室に戻ろうとしたが、また便意があり、何とか病棟のある階のトイレまでたどり着いた。
固形の便らしきものは出なかったので、とりあえずトイレから看護師を呼んでみた。
水様便になったら、呼ぶよう言われているのだ。
看護師に排便状態を確認してもらうのだが、初めての確認という事もあり、とりあえずパンツをはき、病衣を整えた状態で便器を開けたままで待っていた。
そのうち看護師がやってきて、私の便器をのぞき込む・・・。
・・・・、気まずい・・・・。
何とも言えない恥ずかしさがあるが、看護師は気にも留めない様子で
まだ色がついてますね~、ほぼ無色になるまで頑張ってください!
との事だった。
病室へ戻って、また薬剤を飲みだす自分。
ぬるい→まずい→氷投入→飲む→便意→トイレ
を複数回繰り返し、そのたびに看護師を呼んで確認してもらうが、OKが出ない。
その後は、飲んだものがそのまま排出されるピーピー状態であり、もうケツは拭きすぎて痛い。
その後、5回目くらいで、看護師確認OKが出た。
時間はもう午前11時になろうとしている。
あとは、大腸検査室へ呼ばれるだけだ!!
15時大腸検査室へ
もう15時になろうとした頃、やっと看護師がやってきて、大腸検査室へ行くよう指示された。
外来時間はとうに過ぎ、検査室待合には誰もいない。
看護師から、下半身用の検査着を渡され、下着から履き替えるように言われた。
それは、この記事を読んでる方にも容易に想像できるであろう、「トランクス型で、ケツの穴付近は丸出し」な、あの検査着だ。
なんだか、よくいるお笑い芸人のような格好だ・・・。
とぼとぼと検査室に入室したところ、午前中の胃カメラ検査室にいた、陽気なおばさん看護師二人組がいた。
看護師二人も、私もびっくりし、「引き続きお願いします。」なんて、あいさつを交わし、親しみを感じた。
その看護師に、検査台に身体をくの字で横向きに寝るように促されたところで、ダーンっと大腸検査の医師が登場。
ケツの位置を補正され、いよいよカメラ挿入かとおもっていたところ、いきなり、不用意だったケツの穴にズボッと指を突っ込まれた。
多分、2~3秒の出来事だったが、かなり衝撃的だった。
指が抜かれ
麻酔クリームを塗りました。(`・ω・´)
と、クールに一言あった。
多分、事前にクリームを塗ると説明すると、ケツに力が入り、容易に指が入らなくなるのだろう・・・。
というのは自分の憶測で、単にびっくりさせるのが好きな先生だっただけなのかは知らない・・。
続く。
ご挨拶
この物語は、職場の隣人「嘉仁(カニ)」のノンフィクション作品です。
『人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ』は、かたせうみが管理していますが、『カニの胆石日記』につきましては、「カニ」が執筆して、かたせうみが加筆修正しております。
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【ノンフィクション】カニの胆石日記① - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
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【ノンフィクション】カニの胆石日記 手術編① - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
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