こんにちは、かたせうみです。
2018年も、もう7月・・・。
1日といえば、ファーストデイですよ奥様。
映画が1100円で観られる日なんですよ。
と、いう事で、行ってきました『ハン・ソロ』へ。
映画「ハン・ソロ」映画ポスターより
娘は『スターウォーズ』は好きじゃないので、仕方がないから一人で行きました。
映画の序盤に、ハン・ソロという、名前の由来のエピソードがあるんですが、今日の私そのものですね・・・。
わりと一人で見に来ているおじさんもいたので、劇場はソロが沢山いましたよ。
ハン・ソロ感想。ここはネタバレなし
それでは、前置ナシで感想ですが・・・。
・・・・、意外に重い話だったなぁ~と。
若き日のハンソロという事で、もっと、何て言うかスターウォーズ本編で描かれなかった、やんちゃな若者の冒険活劇的な感じかと思って行ったけど、ちょっと違った。
スターウォーズ本編に登場した時には、お金で何でも引き受ける運び屋として、すでに宇宙のならず者。
で、ジャバ・ザ・ハットに賞金を懸けられてた位ですから、ハングリーで反骨的な青年時代を過ごしたのだと、制作は判断したのでしょうか?
うーん、明るい青年時代を過ごしたというのは、無理があるのかなぁ~・・。
もっと、娯楽を重要視してもよかったとは思う。
個人的には、チューバッカとのファーストコンタクトにも、ちょっと衝撃がありました。
衝撃というより、ショックでした。
しかし、今さら感というか、何故今頃ハンソロ・・・。
広い世代をターゲットにして売り上げるためには、昔の名作ではなくて、リアルタイムで作り続けなければならない大人の事情もあるのだろうけど、ハリソン・フォードが演じた、あのハン・ソロの若き日を作品にするとは、『なかなかリスキーなことするなぁ‥』と、私は思うわけですよ。
出来れば、ハリソンフォードが若い頃にやってもらいたかったよ。
しかも、今回のハン・ソロ役と、スターウォーズに登場したハン・ソロ、あまり年齢は変わらないように見えます・・・。
この役者さんは悪くなかったし、ハン・ソロといえば、言えないこともない。
ただ昔、ハリソン・フォードの10代をリバー・フェニックスが演じたこともあって、どうしても『なんで???』となってしまうのです。
単純に私が昔、すっごいハリソン・フォードのファンだったというだけの話なんですけどね。
独立した話としては、まぁまぁ面白いし、世界観や宇宙人のコスチュームやキャラクターもいいので、どちらかというと、あまりスターウォーズに思い入れのない人が見に行った方が面白いかもしれないですね。
そして、ミレニアムファルコン号ファンには、たまらない映像がどっさり。
このミレニアムファルコン号は、『帝国の逆襲』に出てくる、「ランド・カルリジアン」からだまし取った(と、ランドは言っている)船なので、ランドはちゃんと出てきます。
『帝国の逆襲』時には、巨額の富を得て一つの惑星を統治していましたが、この頃はまだ一介のイカサマギャンブラー。
若々しく、ランドの若いころには合っていました。
ランドとソロが話している時は、ちょっと重い雰囲気のこの映画で、少しだけ明るく、往年のスターウォーズを思い出し、『2人の若い頃は、こんな感じだったのかなぁ、そうそう。』と、一人で納得していました。
でもさ~、画面が暗めだったから、老眼初期にはちょっと辛かったわ~。
一番のおススメシーンは、物語後半、砂漠でのアクションシーン(一瞬で終わるけど)と、敵アジトでのキーラのアクションシーンですよ!
ちょっとネタバレ。キーラって誰よ!!?
ここからちょっとだけ内容に触れますから、ご注意ください。
ていっても、常識の範囲ですので。
この物語には、何人か女性が出てきます。
その中でもキーマン的役割をしているのが、ソロの昔の彼女である『キーラ』です。
演じるのは「エミリア・クラーク」。
瞳が大きくて、唇がぽってり。と、とってもチャーミング。
どこかで見たことがあると思ったら、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』で、サラ・コナー役をやっていた人でした。
で、序盤でソロと別れて、中盤で再会。
とあるビッグなボスに雇われての再会ですが、そこまでの経緯がほとんど語られず。
どーしたらこーなった?
大変疑問なんですけど、なんで描ききらなかった?
尺の問題?
それとも、今後描くつもりですか?
そして、スピンオフやシリーズ化を匂わせる、ラストの映像。
ソロを差し置いて、ものすごい存在感ですが、この人、これまでのシリーズの伏線としても、全くと言っていいほど出てこない。
一部では、色々な憶測が飛びかっているようですが、それが本当なら、次の本編で登場して、色々明らかになるんでしょうか?
写真は「ハン・ソロ」パンフレットより出典
ここからネタバレ。あれとかこれとか
さて、ここからネタがばれます。
上でちょっとキーラの事書きましたけど、最後の最後、キーラの本当のボスが明らかになりますが、あれって・・・・。
彼は、『スターウォーズ』のファントムメナスで、鳴り物入りで宣伝されてたものの、一瞬にしてオビワンに切り捨てられていたのに・・。
時系列を整理すると、ダースモール(あっ、言っちゃった。)がやられたのは、ルークのお父さん、ダースベイダーが子供の頃だから、生きていたって事ですか?
それとも、ダースモールに縁のある別人??
スターウォーズのアニメシリーズでは、どうやら、ダースモールが生きていたという描写があるみたいなんですが・・。
アニメなんて見てないよっ!
人気キャラなので、素直に復活を喜ぶ人もいそうですが、これもまた焼き直しですか・・。
生きていたなら、次のナンバーでは登場しそうですね。
というか、また出演させる為に、この映画を作った?
ん?
でも、ダースモールの寿命って何歳なんだ?
ウーキーが恐竜やライオン並みの肉食とか、知りたくなかった・・。
自由や開放を声高に叫ぶのはまた女性
結構前の映画レビューでも書きましたけど、自由や開放を声高に叫ぶのは、最近はいつも女性。
それだけ、今まで女性の地位が低かったという事なんでしょうが、何も、わざわざドロイドにまでわざとらしい事させなくても・・。
道徳の授業じゃないんだからさ。
強い女性は好きですし、可愛いしかっこいいけど、ジェンダーというか、ボーダーレスというか、社会へのメッセージというよりちょっとあからさまに計算され過ぎてて『どっかにアピールしてるんですか?』と、そこだけ物語にとけこまず、味噌汁の上澄みのように浮いている。
こういう所が、ちょっと下手なんだよなぁ、この会社・・。
まとめ
ずらずらと書きましたが、『スターウォーズ』が描き続けられている喜びと、前作のオマージュなどで、割と楽しめた作品ではありました。
基本的に、つまらなかった作品のレビューはしない方なので、色々突っ込んでいるけど、2500文字も書いたんだから、面白かったといってよいでしょう。
いや、つまらなくはないという表現か?
ドキドキやわくわく、ときめきもなかったけれど、退屈はしませんでした。
20世紀FOXのマークで始まらないスターウォーズは、ちょっと寂しいけれど、始めと終わりはしっかり『スターウォーズ』です。
スピンオフといえば、『ローグワン』は凄く面白かったんですが、このまま本編よりスピンオフの方が評判良いなんて事にならないようにお願いしたいです。
読んでいただき、ありがとうございました。