こんにちは、かたせうみです。
去年ノコギリクワガタの事を何回か記事にしましたが、今回もクワガタの記事です。
中には、一切虫がダメな方もいると思われます。
本記事には、クワガタの幼虫及び成虫の写真が出ますので、苦手な方は、読まずに閉じてね。
ノコギリクワガタ 爆 誕!
メスだけど・・・。
メスしか生まれなかったんだい。
昨年諸事情によりノコギリクワガタの雄雌が我が家にやってきました。
そこから、卵を産み幼虫が生まれ、割り出し(孵化した幼虫を飼育マットから取り出し一匹づつに分ける作業の事)までしてクワガタの記事は終了しています。
実は、この夏数匹成虫になりました。
そして、残念ながら数匹は死んでしまいました。
クワガタの幼虫は、蝶の幼虫を育てるより難しいです。
私は初心者ですが、初心者なりにその辺の事を記事にしようと思います。
幼虫の割り出しまでは、以下の記事を参考にしてください。
クワガタ記事一覧
おれはクワガタ王国の神になる! - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
クワガタ狂想曲 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
クワガタ狂想曲② - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
菌糸瓶を買ってきました。
クワガタの幼虫を割り出したら、一匹づつ、菌糸瓶やバイオマット等を入れた飼育瓶に分けます。
この時、幼虫が大好きで栄養もあるオオヒラタケの菌糸瓶に入れると大きく育つと言われています。
ただ、そう言われているだけで、実際は育成マットを入れた飼育瓶でも変わらないとも言われています。
また、我が家で飼っているノコギリクワガタや、ミヤマクワガタには向かないとも言われていますが、それを知ったのは、つい最近の事・・。
関係なく育つという意見もあり。
菌糸瓶はホームセンターでも手に入りますが、1本1000円前後と高価です。
とても全部の幼虫には使えません。
なので、我が家は2匹だけ菌糸瓶にして、後は育成マットを入れた飼育瓶で育てることにしました。
菌糸瓶は、ネットだったらかなり安く購入することができます。
育成瓶の作り方
菌糸瓶で育てるにしろ、育成瓶で育てるにしろ、ある程度育ったら菌糸瓶から育成瓶に移すことになります。
菌糸瓶は、幼虫を大きく育てるためのものなので、大きくなれば、飼育に適している育成マットに移した方がいいそうです。
幼虫は、大きくなるとさほど餌を食べなくなりますから、高価な菌糸瓶は、育成の後半には勿体ないという事もあります。
うちは、7匹のうち、5匹は育成瓶で育てました。
まずは、瓶を用意しよう
まずは、100均とかで瓶を買ってきて用意します。
同様に、ホームセンターやネットでクワガタの育成マットも購入します。
育成マットには、クワガタ用とかカブト用と書かれていますので、飼育する昆虫の種類に合わせて間違えないように購入してください。
両方に使えるものもあれば、クワガタには使えないものもあります。
育成マットを、瓶に詰める。
次に、育成マットを瓶に詰めます。
少し入れる→ 霧吹きで水を与える→ 棒等で圧して固める。
という作業を繰り返し、瓶に詰めていきます。
育成瓶が出来ました。
ここに幼虫を入れてあげると、勝手に下にもぐっていきます。
菌糸瓶と育成マット、違いはあるのだろうか・・。
菌糸瓶の効果
ここで、菌糸瓶の効果について検証してみます。
菌糸瓶を購入すると、既にきのこが生えている場合があります。
そういう時は、きのこを取り除いてください。
マットで育成するのか、菌糸瓶を使うのか、意見は分かれると思いますが、同時期に生まれた幼虫で比べてみます。
大きい方の幼虫は、この時すでに菌糸瓶へ入れて一か月くらいたっています。
この2匹は、もともと大きな個体だったものと、もともとすごく小さい個体だったものです。
大きさにかなり差がありますが、この二つの個体は、同時期に生まれています。
初めは菌糸瓶が1つしかなかったので、大きい個体を割り出し時すぐに菌糸瓶へ移しました。
その後1か月くらいして大きい方を新しい菌糸瓶へ移し、小さい方も菌糸瓶へ移しました。
もともと大きかった子は、菌糸瓶で更に大きく。
小さかった子は、あまり食べずに、1か月しても小さいままです。
でも、この後すぐに菌糸瓶に移したら、最終的には大きくなりました。
私の感覚ですが、菌糸瓶で育成すると、食べ方が違います。
クワガタの幼虫は、結構長い時間をかけて大きくなるので、正直に言うとどの子も最終的には大きさにさほど差は出なかったんですが、この一番小さな幼虫は、菌糸瓶に移したら、みるみる大きくなっていきました。
う~ん、女王蜂がローヤルゼリーで大きくなるのと一緒なのかな~・・?
幼齢が進んだら、菌糸瓶から育成マットに移し替える
菌糸瓶や育成瓶は、定期的に霧吹きで水分を与えながら3か月に一回位取り替えます。
幼虫が食べ進むと、アリの巣のように空洞ができていきます。
そして、食い荒らされた育成マットは泥状になります。
そうなってきたら、育成マットの替え時です。
菌糸瓶で育てたものも、育成マットに移動させた方がいいと、多くのサイトでは書かれています。
外来種や、ヒラタクワガタ等は、最後まで菌糸瓶でもいいみたいですが、ノコギリとかはマットの方が好きみたいです。
その後、以前のようにあまり餌を食べなくなり、幼虫にあまり動きがみられなくなります。
そのうち、蛹室をつくり、前蛹となり、蛹になります。
この、蛹室がですね~・・、幼虫が餌を食べ進んで、餌がもうない状態なのか、蛹室なのかの区別が非常につきにくいんです。
この写真は、入れ替えをしてすぐに蛹室を作り始めたのですぐに分かったんですが、素人には凄く判断が難しいです。
蛹室を作り始める時期に飼育マットの入れ替えをすると、弱って死んでしまう事もあるんですよ・・・。
前蛹とは
「前蛹」とは、蛹になる直前の状態の事を言うんですが、この状態で数週間いると書いてあります。
とてもデリケートな時期でもあるので、見誤って餌の交換等をすると、ほぼ死んでしまいます。
経験がないと全く見分けがつかないので、季節等を考えて、少しでも暖かくなったら餌の交換をしない方が賢明です。
前蛹から蛹へ
運が良ければ、瓶のはじっこに作った蛹室を観察することができます。
それまで丸くなっていた幼虫は、蛹室内で横になり、そのうち仰向けになります。
だんだんと蛹になりますが、時間がかかるので、学校や仕事から帰ってきたら蛹になっていたという事の方が多いと思います。
しかし、私は見てしまった・・!
衝撃の映像を・・・。
じっとしていた幼虫は、蛹になる直前に結構怖い動きをします。
4週間くらいで羽化する
蛹になって4週間位(数えてない)。
ある日、蛹は成虫になっていた・・・。
蛹室のはじっこには、脱ぎ捨てた抜け殻、かなり気持ち悪い・・。
それは、セミの抜け殻のようなしっかりしたものではなく、腐ったストッキングのごみの様。
蛹になるときも、抜け殻を出して結構気味が悪いけど、成虫になった時はことさらにエグい。
しかし、その先には立派な甲虫が鎮座している。
・・・、動きません。
その後、ひっくり返ったり、横になったりして身体を乾かし始めます。
まるで死んでるようで不安になりますが、大丈夫です。
この時、焦って成虫を掘り出さないように注意してください。
そっとしておいてあげましょう。
この後、初夏に生まれた個体以外は休眠に入り、来年の夏ころまで起きてきません。
そっとしておきましょう。
出てくるまで餌は要りません。
1か月くらいしたら掘り起こしてもいいらしい
クワガタが羽化したら、そっとしておくのは鉄則ですが、1か月くらいしたら掘り起こしてもいいそうです。
本格的にブリーディングするならこの後飼育・管理していきますが、家のクワガタは、水槽の昆虫マットに潜っていきました。
(多分休眠するんだと思う)
何故掘り起こしたのかというと、飼育瓶のマットがかなり固くなっているので、ノコギリクワガタだと、出られなかったり、出ようとしたときにオスは大アゴを折ってしまったりすることがあると聞いたからです。
でも、知り合いに聞いたら、「大体自然に出てくる。」と言っていたので、後から羽化した子は、まだ瓶にそのまま入れてあります。
多くのサイトでは、蛹室で1年過ごすと書いてありますが、うちの子は、身体を乾かした後、蛹室を壊して移動していました。
ある日瓶を見たら、蛹室が崩されていたんです。
『もしかして、掘り出す時期なのかな?』と思い、掘り出して写真を撮りました。
その後
その後ですが、掘り出した成虫は飼育マットに潜り、羽化したばかりの成虫はまだ体を乾かしている最中です。
ひっくり返っている姿は、かなり間抜けです。
そして、やっぱりメス・・・。
この事から、やはりオスの方が弱りやすいと思うのですが、サンプルが少なすぎて論じれませんね。
あとの一匹は、瓶の中で幼虫のままなのか、内側に蛹室を作っちゃって見えないのか、悲しいことになっているのか判断がつかない状況です。
餌替えもしていないし、ついこの間まで体の艶もあったので大丈夫だと思うのですが・・・。
もしオスだったら、また記事書きます。
その後の記事公開しました!
クワガタ記事一覧
おれはクワガタ王国の神になる! - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
クワガタ狂想曲 - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
クワガタ狂想曲② - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
読んでいただき、ありがとうございました。