こんにちは、かたせうみです。
劇場版『シティーハンター』を観てきました。
劇場はかなりの混雑。
『マスカレードホテル』を抑えてこの大盛況とは・・・・。
さてはみんな、『GET WILD』を聞きに来たわね???
数十年ぶりの映画『シティーハンター』・・。
昨年発表されたときはびっくりしました。
何故今更・・・。
そして、ネットでの反応はこう。
「脚本が駄作でも、『GetWILD』が聞ければすべてよし。」
「いくら脚本がよくても、『GetWILD』が聞けなければ駄作」
みんな、どれだけ『GetWILD』聞きたいんじゃ!!
さぁ、じゃあ、GetWILDを聞きに行くよ。
わが青春の1ページ、冴羽獠のワンオブサウザンドを観に行こうではないですか!
ネタバレは極力なしに語りますよ!
新宿駅の掲示板とか、今やどうなってんのかな~?
シティーハンターの感想を徒然なるままに
それでは、劇場版「シティーハンター」の感想を、率直に考察なしに気持ちの溢れるまま書いてみたいと思います。
すごく面白かったです!!!!
もう、帰ってきてから『GetWILD』歌いっ放しだし、YouTube見っ放しだし、Huluでアニメ見っ放し。
獠ちんやっぱりカッコいいわぁ♡
「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」本日公開 | 2月8日(金)全国ロードショー
映画序盤、はっきり言ってつまらないんですよ。
漫画のゆるい部分とお決まりの部分が長いというか、元々週刊連載だし、TVアニメも30分。
その一部分に入れられていた「ゆるパート」が、CMなしの映画に入れられて無駄に長い。
時代錯誤やら退屈だわで、どうしようって・・・。
個人的な嗜好で申し訳ないのですが、私、北条司の表現で、唯一あのトンボがとぶシーンが、好きじゃないんですよね・・。
途中まで、私のシティーハンターに何してくれたんだって思ってました。
そして、前半はどういうわけか、声優さんのノリが悪いというか、テンションが低いというか、忘れてしまった過去のキャラを無理やり思いだして演じているというか、何だかセリフだけがうわ滑っている違和感・・。
「俺を呼んだのは、君だろう?」
って、冴羽獠のセリフもちょっと棒読み気味。
小山茉美も、最近はあまりアニメのお仕事してないしね・・。
これは・・・、失敗したか??
どういう順番でアテレコしてるのかなぁ??
まさか、ご丁寧にチャプター通りに撮ってるとは思えないんだけど、前半と後半のノリというか喋りというか、声の調子に明らかに温度差があるんですよ。
今の神谷明に、冴羽獠を演じられるのか
声優の神谷明さん、もう、いいお年です。
2009年まで、名探偵コナンの毛利小五郎をダミ声で演じていたりしたので、今冴羽獠の澄んだ声を演じるのは厳しかったかもしれない。
でも、物語後半は、やっぱりあなたが冴羽獠、冴羽遼はあなたしかいませんと思わせる所、素晴らしい。
そして海坊主は、全くブレることなく海坊主。
さすが玄田さま。
劇場版シティーハンターには、元祖イケボの山寺宏一も出演していますが、これがまたまた、イケボ対決でたまりませんね。
自宅に戻ってたまらずアニメを見たけれど、当時の冴羽獠の声は感動。
数十年ぶりに見たけれど、思わず涙が出てしまう。
そういえば、始めは獠の相棒は槇村で、死んじゃうんだよね・・・、彼は・・。
で、香が相棒になって・・・って、感慨深すぎる。
しかし、物語途中で急に面白くなる。
前半、違う意味でハラハラドキドキして見ていると、映画は突如、面白くなる。
その転換は全く思い出せないのですが、急に流れが変わってというか、何か、別のもののように映画が面白くなります。
昨日、おとといのSNSで、この映画の評価を見てみましたが、えてして評価は高かった。でも、評価は全部『GetWILD』 のせいだろうと思っていたけど、ちがう。
この映画は、面白い!
何なの?急に。
こんなに急に面白くなるなんて。
特段凝った話でもないけど、なんなんだろう、この気持ち。
後半の盛り上がりと言ったらもう・・・、時代は変われど獠の銃さばきはかっこいいし、防弾コートで依頼人をまもる様とか、この辺からもう、ずっと獠はかっこいいです。
ショットガンのあの回す仕草、あれは、「T2」でシュワちゃんがやっていたよね。
時代は変わって、相手はスナイパーだけじゃなくてハイテクノロジーだけど 、途中海坊主のファイティングシーンもあり、胸は高鳴るし、気分は高揚しっ放し。
アニメでこんなに盛り上がれるなんて・・・・。
この映画の脚本はオリジナルですが、随所に原作漫画のオマージュがあり、気が付くたびに感動します。
ネタバレだけど、かなり初めに出るから書いてしまいますが、獠の拳銃返し(?)も見る事ができます。
「おまえさんも、プロの殺し屋なら覚えときな。突きつけた銃は、返されるってことを。(うろ覚え)」
というセリフはありませんが、お得意の技を見る事ができますよ。
この技、ジャッキーチェンもやってたよね。
漫画のオマージュというか、オリジナルネタはこれだけではありません。
私は3つか4つ位しか見つけられなかったけど、もっとあるのかもしれないですね。
後半、香と獠の息がぴったり合ったあのシーンには、感動し過ぎて頭が真っ白になりました。
そして、『GetWILD』が持っていく
映画の最後、エンディングは勿論TMネットワークの『GetWILD』が決めていますが、これがまた、ナイスタイミングで曲が被ってくるんですよ。
宇都宮隆のこの声、誰にも真似できない特別な曲。
ウツの声じゃないと、この曲はダメなんだ・・・。
スタッフロールにも気が配られていて、いろんな感情がまぜこぜになって、でも、なんか充実した気持ちで、だ~れも途中で席を立ったりしませんでした。
最後まで聞きたいよね、この曲だもん。
まさに神曲。
これしか言えない。
実際は、映画の随所に歴代の曲も流れるけど、くどいのでGET WILD 以外はオリジナルでも良かったんじゃないかなと思います。
あ、キャッツアイも無理なく出ていたけれど、私は別に、いらないかなって感じです。
ファンサービスとしては、まぁまぁでしょうか?
娘は喜んでいたけど。
こういう、ちょっと棘のある評価をする部分もありますが、でも、何故か凄く気持ちよく映画館を出ることができたんですよね。
別に期待してなかった訳でもないんですけどね、不思議です。
とにかく、数十年ぶりにこんな映画になっちゃって、コケたらどうしようと要らぬ心配してたけど、とても面白くて、心配は杞憂に終わり、満足して帰りました。
観客の入りも上々だし、このまま興行成績を逃げ馬の如く突っ走っちゃって欲しいと思います。
私は、また見に行きますよ!
素晴らしかった。
それではまたね、ごきげんよう。