うみブログ

主に旅行記や、映画の感想などの雑記ブログ

母に合ったデイケアを探す。ああ、超えることのできない男と女の国境線?

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遂に、思うところあってか、母から「リハビリ(高齢者用リハビリ特化デイサービス)に通おうと思う。」の一言があり、この機を逃すまいと、突貫工事状態で通所の話を進めているかたせうみです。

 

数年前に脳腫瘍を患い、3回の手術を経て(1回目は母が50代の頃なので、20年以上前。その後、いつ再発したのか、75歳になり徐々に大きくなった脳腫瘍の影響で、遂に四肢が動かせなくなった所で、2回目の手術。その半年後に追加で3回目の手術)、そこそこ状態は良くなったものの、父の死去によりヒキニートとなった母。

 

この辺のことは別で運営しているブログで書いているので、興味ある人は読んでみてください。

stock.kataseumi.com

 

母の脳腫瘍。以降の経過など

 

で、2回目の手術後はリハビリ病院に転院したんですが、3回目の手術の後は、母の希望や普段面倒を見ている妹の意向などで、リハビリせずに自宅に戻ったみたいなんですよね。

その後、父が存命の間は不自由ながらも家事をこなし、夫婦揃って散歩などをしていたのですが、父亡き後、お世話する人もいなくなった母はヒキニート状態。

日がな1日、ずっと横になってスマホでYouTubeとか見ている。

小学生かっっっ!!!

 

これを、80歳の婆さんがやっているのだ

 

そんな生活なもんだから、使わない筋肉は弱まり、3回目の退院後にリハビリもしなかったせいで、脳からの伝達もスムーズではないようで、自宅で転倒するようになっていた。

 

しかも、陽が出ている日中は、たま〜にお友達とランチに行くくらいで、昼夜逆転。

やる事ないから深夜から明け方まで動画三昧・・。

そして、「病気のせいでできない」を言い訳に、怠惰で目も当てられない生活態度。

いよいよ「このままじゃアカン!!」て感じになってきました。

 

 

3回目の手術後、2年以上もリハビリに行け行けと言い続けてはいましたが、やれ「お金がかかる」だの「年寄りの集まりで(おまえさんも十分年寄りだろうが!)つまらない」だのと、難癖つけて行かない言い訳ばかりする母ですが、口うるさく責めたのが功を奏して・・ではなく、近しい人(父ではないよ)の死に直接触れ、思う所あったようです(詳細は身バレするから今は割愛)。

 

参考ですが、デイサービスの利用料は、介護度や利用時間などで変わり、半日のデイケア週2回なら、ちょっと贅沢なランチを2回食べるより安く済みます。

因みに訪問系は「こんな汚い家恥ずかしくて呼べない。」んだとさ・・。

 

地域の包括センターなどで、ケアマネージャーを依頼する

 

 

そんなこんなで、母の気が変わらぬうちに、善は急げでデイサービスなどの見学を数箇所こなし、2週間足らずで契約にこぎつけた。

もうね、ボケも始まった母は1時間前と言ってることがコロコロ変わるから、無理矢理にでも話を進めないと、振り出しに戻っちゃうよ!

 

前述したやりとりが親子間で数年続いたためか、近くにいる妹は我関せずで、リハビリやデイサービスなどについては消極的。

第一に、その手の手続きやらの面倒ごとをしたくない様子で、母に勧める事もしない。


主に母のケアをしている弟は、この手の話をするといつも拒否する母と言い合いになるため、気にはしつつもさじ投げ状態。

実は私もほとんどあきらめていた。

 

人間ね、ほんと言われるうちが花ですよ・・。

 

 

デイサービスなどを格安で受ける事ができる介護保険制度が始まる前は、一般家庭の高齢者は、自宅で面倒をみる以外手はなく、その壮絶さから無理◯中などが多発し、社会問題となったんだよね。

 

2000年に介護保険制度が創設され、現在のように、大変な部分をプロにお任せできる選択肢が増え、気軽にデイサービスを考えられるようになりました。

で、デイサービスやデイケアは急速に数を増やしたので、実家の近所にも、たくさん施設があります。(それ以前にどのくらい施設があったのか、また、施設自体あったのかは分からない)

 

デイサービスは、主に1日利用となり、施設では食事や入浴などが提供され、手芸をしたりレクリエーションを行ったりと(読書する人とかもいるかもね)、各々自由に過ごしたりするらしい。

 

一方、リハビリ特化型のデイサービスは、ほとんどが半日利用となり、機能維持または回復のための運動や体操を行う施設。

で、医師が常駐する、ちょっとハードなリハビリを行う施設をデイケアと言うらしいです。

 

たぶん。

 

で、ヒキニートと化しているうちの母には、まずは、ちゃんとしたリハビリをしてもらおうと、デイケアを検討。

 

が、そういった所を利用するには、まずは、ケアマネとの契約が必要で、その後やっと施設との契約に至る手順となります。

なんていうか・・、「会社の税務申告を行ってくれ、かつ経理についてアドバイスしてくれる税理士とかコンサルを契約する」みたいな感じ??※これは私のイメージです。

ですがケアマネへの報酬は、介護保険から支払われるので、契約やケアプランの作成に関して、利用者側の金銭的負担はありません(施設の利用料は別に必要)。

 

多分、ケアマネを通さなくても何とかなるのかもしれないけれど、そうしないと超絶面倒な事が待っている・・・、のかもしれない。

 

私はこのシステムがよく分かっていないので、正直に書くと、弟から

 

 

ケアマネにお願いしないと話になんないよ。

 

 

 

と、教えてもらった。

 

で、数年前に、介護リフォームやデイサービスの利用(デイサービスの話は結局おじゃんになったが)の為契約したケアマネージャー(正式名称は、介護支援専門員)さんと同じ人にまた頼むことにした。

 

ケアマネさんとの契約は、介護サービスの利用終了とともに切れるので、契約自体は結構前に切れていたけど、時間がないので過去のつてを利用。

 

ケアマネは病院や施設などに籍を置いている事が多いから、その施設を利用する人にのみサービスがあるのかと思いきや、全然違って、別にその病院や施設を利用しなくても担当してもらう事ができます(要するに、他の施設を利用したい場合でも、面倒を見てくれる)。

 

例えば、ケアマネがA施設に籍を置いていても、B施設への紹介も可能だし、要望があれば、CでもDでも紹介してくれて、見学予約とか利用料などの相談に乗ってくれるし、頼まれれば全然面倒を見てくれるって感じです。

 

詳しい制度については、厚労省のHPや自治体の窓口などでご確認いただくか、地域の包括支援センターとか、市役所などに相談してください。

制度について教えてもらえたり、困った場合は多分ケアマネの紹介もしてもらえると思います。

 

ケアマネに相談だ!まずは、機能回復を最優先!



 

某日、私は弟に教えてもらったケアマネに連絡をとり、とっとと話を進めたい旨を説明し、同日に面談の予約を取った。

一応、この時点で利用施設の候補は考えている。

 

こちらの希望を伝えると、管轄エリアの施設一覧を見せられて、送迎可能範囲かつ希望とマッチしている施設をいくつかピックアップしてくれた。

この時、利用者側の希望とケアマネ側の意見が一致しなかったりミスマッチが起こったりして、話が難航する事もあるらしいが、私の希望がはっきりしていたので、今回はそういう事はなし。

 

結果、第一候補の施設は人気のデイケアなので、残念ながら空きはなく、それ以外から決めることとし、資料をもらって一旦帰宅。

早急に家族と相談し、見学希望日などについては後日連絡する事にした。

 

参考までに、交換した連絡先は、お互いの携帯番号。

実際の連絡は、SMSなども利用。

自分の都合のいい時間に連絡事項を入れておけるし、記録も残ること、また、ケアマネ側も電話に出られないことが多いと思うので、LINEなりメールなりでやりとりできるようにしておくと、スムースに事が運びます。

 

今回候補となったのは・・

 

・リハビリ特化型デイサービス×4

・なんか、美容に特化した1日型のデイサービス×1

 

 

と言う感じです。 

もっと色々見るほうがいいんだろうけど、なにぶん時間がないので、仕方ない。

 

因みに、美容特化型のデイサービス(以下A施設)は、1日型なので、昼と夜の食事提供と入浴サービスあり。

フェイシャルセラピーやネイル、ハンドセラピーなどのサービスを、別料金ではあるが受ける事ができる、ちょっと変わったところで、サロンを広くしたような感じだ。

(見学編は後半)

・・、これも時代か??

 

 

この施設は、「おしゃれな◯◯さん(母の名前)にどうか?」とのケアマネの提案であったが

 

 

リハビリデイばかりより、ハンドケアとかフェイシャルとか、ゆるい感じで気分の華やぐ事があれば、母の生活も潤うかな?

 

 

 

との私の思いもあり、候補に入れた。

それと、同じ話を100回しても嫌な顔せず、邪険にもしないプロの介護士さんに大事に世話してもらったほうが、母にとってもいいと思えたのだ。

 

・・、と、こんな優しげな事書いてるけど、とにかく、高齢の母は現在刺激がないので、同じ話を何度も何度も繰り返すし、話すことと言えば、YouTubeの陰謀論の真相だの、近所の噂話や陰口だのだ(しかも、毎日同じ話)。

そんな話に、「そうだね〜」などと優しく相槌打てるはずなんてある訳なく、母の態度や物言いをキツく正そうとして喧嘩。

 

正論言われてぐうの音も出ないくせに、「優しくない」とか言われてもう、ウンザリなんですよ💢!

 

しかも、明らかに陰口なのに陰口じゃないとか、本当のことを言っただけとか言い出して本当にタチが悪い。

母は多分言葉というものを知らないんだろうけど、人の悪口にハイハイ言えるほど、こちとら人生悟ってないんよ。

 

家族会議(?)超える事ができない男と女の国境線の話

 

 

 

と言うわけで、資料持ち帰り、家族会議。

 

満場一致の第一候補が空いていないことで、別のリハビリデイを探す。

私の考えとしては、リハビリデイに通いつつ、月2回くらい、美容特化のデイサービスに通ってもらってもいいんではないかと言う意見(ほとんどの施設は、基本の利用は週1回からです。イレギュラーは要相談)。

 

妹は無関心というか、「面倒ごとを自分に押し付けるな」のスタンスなので、無視。

 

弟としては、デイサービス型のリハビリではなく、医師が常駐する、スパルタのリハビリに行ってもらいたい意向で、それ系の施設を押している。

ので、ちょっと難しい顔。

 

そして、美容特化のA施設については、取りつく島もなく

 

 

ただのデイサービスなら、近所のメンバーとお茶してるのと同じだろう!

 

 

 

と一蹴した。

 

 

いや、リハビリには行くんだけど・・。

 

 

 

説明しつつ、フェイシャルやハンドセラピーが女性にもたらすプラスの効果や、生活のハリや華やぎの価値、血のつながりのない他人に話を聞いてもらえる事の利点などについて語ってみたが、いまいちピンとこないらしい。

 

特に、美容に関しては「無用の長物」と考えているようだ・・。

 

ああ・・、人の手によるマッサージや美容がもたらすだろう付加価値は、結局男性にとっては到底理解できない事なのか・・。

超える事ができない男と女の国境線・・、とは、辻仁成が昔々歌っていたが、よもやこんな年になってまでも、実感してしまうとは・・・。

 

同じ女性である妹ですら「今更意味がない」的なスタイル。

・・、う〜ん、もしかして、私が間違っているのか??

 

そんな訳で、次回、施設見学と契約までのお話。

 

翌日、頭を冷やした弟は「1日ゆっくり施設で好きに過ごすのもいいかもな・・。」とか言い出した。

 

実は私は今回、親の施設利用のために実家に帰った訳ではありません。

娘の入院と手術で実家に帰っているの!

だから、私も結構忙しいんですよ。

娘の入院手術の為の帰省期間でこんな話を決めて進めた私って偉すぎる!!

誰か褒めてっ!

 

という訳で、娘の病気については別運営のブログに書いています。

腎臓が気になる人などは、読んでみてね。

それではまた次回。

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母の脳腫瘍についてはこちら

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