うみブログ

主に旅行記や、映画の感想などの雑記ブログ

然別湖にて〜ホテル風水に泊まる・お部屋編〜

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こんにちは、かたせうみです。

秋も深まり始めた10月。

然別湖に来ています。

 

ここは、インスタ界隈などでちょっと有名な、「湖に沈む線路(湖底線路)」もある所。

当日は遊覧船がつながっていて写真も撮らなかったのですが、自然豊かな場所となってます。

※湖底線路を知らない方へ・・・

↓下の写真は、鹿追町観光協会のインスタアカウントです。

こんな感じで、湖に沈む線路を持つ湖があるんですね。

写真の撮り方によっては、あの有名なジブリの映画のワンシーンようで、インスタ映えすると大評判。

本来の用途は、遊覧船を引き込むときに使用したり、遊覧船を繋いでおくのに使用します(なので、私が行った日は遊覧船が繋がれていた)。

遊覧船がある湖には多分もれなくあるんだろうけど、然別湖のものは特に有名。多分、村おこし的なプロモーションになっていると思われる。

 

 

www.instagram.com

 

本日のお宿は「然別湖畔温泉ホテル風水」。

2025年10月現在、然別湖のホテルはここ1軒だけ。

以前はもう1軒ありましたが、現在休業中で、多分今後もホテルは増えない気がする。

 

メジャー温泉地のような観光地ではありませんが、山間の湖畔温泉はとにかく静かで景観がよく、仙人の境地で非日常。

近くには白雲山などの登山口がいくつもあり、登山客やカメラを持った写真客(ていうのか??)で、わりとホテルは賑わっていました。

 

古くてレトロなホテル風水は、流行りのサウナも水風呂もないし、洗練された感じも一切ないですが、人里離れた雰囲気を堪能したい方には超おすすめ。

お部屋からの景観は素晴らしく、なんだか古さを愛さずにはいられない不思議空間でした。

夕食も意外と美味しかった。

 

てな訳で、写真と共にレビューします。

あ、レビューの前に、これだけは注意。

 

延長コードとスキンケア用品一式忘れずに!メイク用品なんてもちろんないよ。

 

ホテル風水到着!館内とお部屋はこんな感じ

 

 

ホテル到着。

車をつけるとすぐに従業員が出てきて、駐車場を案内してくれました。

第一印象◎❤️

こう言うのは嬉しいです。

 

 

ロビー。

静かな感じですね。

ロビーの横には、夕朝食会場があります。

 

 

特別な照明とかで撮影していないので暗い写真になっちゃうけど、湖面を一望できる大きなガラス窓に、明日の期待を隠せません。

朝一番に見る景色とか、朝に聞く音楽とかって、その日のバイオリズムをかなり左右するらしい・・ですよ?

 

チェックインチェックアウトは、昔ながらのフロント方式。

自動チェックイン機に慣れてきたから、こういうのがすごく丁寧に思えます。

 

な・・ナキウサギのぬいぐるみがたくさん!!

 

売店。

この辺りはナキウサギの聖地でもあるので、売店に山のようにナキウサギグッズがありました。

ビール、缶チューハイなどの扱いあり。

 

歩いて行けるところにコンビニはないので、心配な方は準備して行きましょう。

 

 

エレベーターで上がり、客室フロアへ。

ここのホテルは、全客室レイクビューです。

もう、眺めが素晴らしいんだから!

 

お部屋到着!作りは古く、コンセントもアメニティも無し!しかし!景観最高!

 

 

お部屋到着。

多少のリノベーション跡あり。

でも、どこ直したのかは不明・・。

トイレとかかな??

 

 

入ってすぐ横に、直したものと思われる、水道と、茶箪笥。

ここで顔を洗うのかとガッカリしたけど、実はちゃんと洗面台あります。

シンク横にあるポットには、氷入りのお水が入ってます。

 

洗面台
お風呂とトイレ(お風呂は大浴場あるから使わないけどね)

 

 

お部屋。

まぁまぁ広いです。

 

 

広縁へ出ると、一面湖。

これは素晴らしい。

 

 

遊覧船が見えま〜す!

遊覧船は二艘あって、そのうちの一艘が線路に繋がれていたようですね。

向かいに見える山は「くちびる山」と言って、晴れた日で湖面が静かだと、山が湖に反射して唇のように見えるんだとか・・。

 

 

お着菓子は、甘納豆。

私はあまり好きじゃ無かったのですが、食べてみたら美味しくて、「歳のせいかな・・?」などとしみじみ思うなど。

 

 

お茶セット。

風情があるけど、葉っぱはティーバッグ。

 

電気ポット

 

冷蔵庫。お水サービスはなし。(ポットに冷水が用意されている)

ここで驚愕!コンセントがないじゃん!!

 

さて、古びた感じは否めないものの、静かで落ち着いた雰囲気のホテル風水。

一通り写真を撮り終わったところで「布団は自分たちで敷いてください」というメッセージに気づく。

 

ええ、マジか・・。

人手不足かコスト削減かは知らんが、このクラスのホテルで、布団敷きがセルフとかびっくりです。

 

でも、まぁ、好きな所に布団敷けるしいいか・・・、と思ったその矢先、コンセントの数が圧倒的に少ないことに気づく・・。

 

 

コンセントの数が、圧倒的に少ない上(現代では「ない」と言ってもいいレベル)、ついている場所が広縁の隅と、テレビコーナーの下くらい(あと、洗面所など)。

古い宿泊施設のリノベーションと言えば、水回りの次に電源の増設位の優先順位だろうに。

 

しかも、コンセントの場所が少ない上に、場所が悪すぎて、寝ながらスマホを見ることができないじゃないですか!!

と言うわけで、私はコンセント近くに適当に布団を敷きましたが(普通はここには敷かないと思われるあたり)、延長コードやマルチタップ、モバイルバッテリーなどを持っていかないと、同行するグループによっては大変なことになるのでお気を付けください。

 

特に、カメラやPC持ち込みの方。

ミラーレスカメラだと、バッテリー3つくらい一人で持って行きますよね。

バッテリー充電しつつ、スマホをコンセントに挿して、PC作業とか、モームリです。

2〜3人で宿泊した場合、確実にコンセントが足りなくなりますのでマジ準備必須。

 

 

バスルーム。

備え付けのシャンプーなどは、スーパー銭湯などで見かけるポーラのもの。

これはいいのですが、大浴場でも、これしかありません。

 

最近流行りの、フロントでセルフサービスなアメニティもなく、ホテルにあるのは歯ブラシとブラシくらいです。

この先変わるかもしれないけれど、日焼け止めや美容液はおろか、基礎化粧品や、ヘアケア製品の類は一切ないので、お気をつけください。

 

売店にいくらかあった気がするが、化粧水やシートマスク、乳液やヘアクリームなどは持っていかないと、いくら泉質がいいとはいえ困ったことになるのでご注意を・・・。

 

その古さが愛しさなのよ、温泉は。泉質も雰囲気もなぜか最高!

 

 

大浴場へやってきました。

先にも書いたのですが、ここには、サウナも水風呂もありません。

ただ、温泉をゆったり楽しむのみです。

 

 

女湯。

流石に写真はありませんが、大浴場の感想を書いておきます。


然別湖温泉の泉質は

  • ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 (低張性中性高温泉)

    (旧泉質名:含重曹-食塩泉)

 

黄土色に濁ったお湯は、源泉掛け流し。

加水、加温なしの湯船は、入ってみればすぐに違いが分かります。

お湯は柔らかく、すべすべ。

熱めのお湯なのに、なぜかずっと入っていたい心地よさ。

 

女性用の露天風呂は、その見晴らしの為、のぞき防止の柵に覆われていますが、ちょっと身を乗り出せば、湖を一望することも可能。

夜はしっぽりとした豊かな気持ちに、朝は人間の原点に帰れるような爽やかな気分になれること請け合い。

ちなみに、男湯はすごく見晴らしがいいんだってさ、夫が言ってたよ。

 

浴場内はかなり昭和レトロな古めかしい雰囲気ですが、温泉地の場合、それがまた風情を醸し出し、霊験あらたかなイメージに変換されるから不思議です。

 

大浴場は、主浴槽×1に、寝湯あり。

 

登別や定山渓のようなメジャー温泉施設では、今やオートロウリュの整いサウナは当たり前で、温度分けされた水風呂の設置、岩盤浴の増設、ナノバブルのシャワーヘッドの導入、多種多様な浴槽に、ずらりと並んだコンフォータブルな整い椅子など、時代の先端をいく装備でしのぎを削る状況で、アメニティ類も「これでもか」と充実させている中、どちらかというと「何もない」にカテゴリ分けされるホテル風水の大浴場は、ちょっと珍しいくらい。

 

アメニティの少なさには、正直ホテルとしてのプライドやサービスなど、ソフト面での欠如を感じさせられずにはいられませんでしたが、レトロチックで古めかしい大浴場には、とっても愛着が湧くというか、愛さずにはいられない何かを感じました。

 

施設面で賛否両論あると思いますが、私個人としては、このまま洗練されないで欲しいな・・、と言う複雑な感情。

 

さて、次は、旅の重要な部分を占めるお食事ですが、長く書いちゃったので次回となります。

 

然別湖へは、帯広からバスが出ていますが、帯広からも結構遠いです(それと、バスは何本も出てない)。

とっても不便なので、必然、車移動となります。

道外から来る場合、空港でレンタカーを借りるか、クラブツーリズムやJTB、日本旅行などのツアーなどの利用をお勧めします。

それではまた次回お会いしましょう〜。

 

 

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