伊豆半島の入り口からちょっと行った先。
東京方面から車で海沿いの国道を走り、真鶴を超え、熱海を超え、伊東を超えたあたりに、つり橋と絶景で有名な「城ケ崎」という海岸があります。
旅番組で伊豆を回れば必ず紹介される、そのドラマチックな景観 は、数々のサスペンスドラマのロケハンにも使われてきました。
そんな素敵な城ケ崎ですが、雨の日に行くと、とても危険です。
これは、嵐の日に城ケ崎へ行った家族の、ちょっと悲惨なドライブの記録です。
今週のお題「雨の日の楽しみ方」
今週のお題は、「雨の日の楽しみ方」ですか・・・。
雨の日は、それがもし何の予定もない休日であれば、雨を理由にどこへも行かず、雨音を聞きながらベッドでまどろむのが一番の楽しみであり贅沢な私ですが・・。
この記事は、雨予報が出ていながらも、有効な代替案がないまま、『とりあえず行ってみる』という事になって、予定を強行し伊豆半島に行ってみたけど、やっぱり雨だった。
しかも、午後は嵐という、内容も絵的にもお蔵入りとなっていたものですが、今週のお題に使えそうなので、日の目を見たGWの内容です。
伊豆半島は、東から行く?西から行く?
今年のGWは雨ばかりでした。
毎年夏日と晴天が続いて気持ちのいいこの時期に、わざわざ帰省したというのに、一体何だこの仕打ち・・。
所で、伊豆半島は、熱海や伊東に代表される「東伊豆」。
海に浮かぶ奇岩が美しい堂ヶ島などがある「西伊豆」。
美しい白砂と青い海で有名な「南伊豆」。
浄蓮の滝や高原がある「中伊豆」と、いくつかにエリアが分かれております。
『伊豆の踊子』の舞台となったのは、中伊豆の、天城高原のあたりだそうですよ。
この辺は海ではなく、山の地域です。
まさに、「道がつづら折りになって」いるあたり。
眺めは良いけど、運転にも気を遣う場所ですね。(最近は大分よくなった)
伊豆半島、広いんだよね~。
どこのエリアも結構な観光地なので、日帰りとなると迷うね~・・。
個人的には、風景が変わる西伊豆あたりが好きなんですが、ちょっと遠いかな~・・?
と思っていた所、最近は「伊豆縦貫道路」という道ができたので、西伊豆も近くなったよと、父から情報を得ました!
じゃ、せっかくだから西伊豆の堂ヶ島から回ってみたいと思います。
奇跡的に晴れてくれないかな~・・。
東名高速沼津インターチェンジで降りる
ちゅーことで、東名高速沼津ICまで、ばびゅんと来てみましたが、やっぱり生憎の雨・・。
写真もこんなよ・・。
後ろの席では娘爆睡。
久々の息子は頑張ってみたけどやっぱ寝てた・・。
さて、ここから噂の「伊豆縦貫道路」へ入りますが、この道、新しすぎてカーナビに載ってないんですよ・・・。
標識見ても、前はなかったところに道があるもんだから、記憶の中で地図が全く組み立てられません。
とりあえず、堂ヶ島とか土肥と書いてある方向へ車を進める事に・・。
全然知らない道だけど、それらしい所に着きました。
あ~、こんなんなってるんだね・・。
晴れてたら、よかったね・・・。
海沿いの道をぐる~っと回ると、お店とか温泉とかあって楽しいのですが縦貫道を通ると、ドライブじゃなくて、作業になっちゃうな~・・。
堂ヶ島へ着いたけど、雨がひどい
堂ヶ島です。
晴れていれば、堂ヶ島の奇岩や洞窟を間近で見ることができる船が運航しているんですが、今日はこんななので・・・。
しゅ~ん・・。
水もきれいで静かだし、とてもいい所なんですよ、堂ヶ島は・・。
沢田公園露天風呂も閑古鳥です。
堂ヶ島の先、漁港の細い道を行くと、そこには「沢田公園」という、駿河湾を一望できる展望台があります。
そして、沢田公園には、海を見ながら入れる、断崖絶壁で有名な町営の露天風呂があります。
石鹸類は一切禁止で、洗い場もなく、数人入れば満員の露天風呂ですが、他では味わえない開放感や情緒を感じる事ができる、非日常の露天風呂なんですよ。
海を見ながら入ることが出来る露天風呂は増えているけど、ここのお風呂は格別ですよ。
数々の旅行雑誌や旅番組でも紹介されています。
お値段もリーズナブル。
といっても、今日はこんな天気の為、ここまで来たけど入浴を諦める・・・。
沢田公園のすぐ近くにある食堂「沖上がり食堂」。
混んでいて人気でしたが、基本イカ丼のお店です。
海鮮丼やお刺身、肉類などには乏しいので、イカがダメだと食べるものが無いからご注意。
あ、イカ丼ときびなごのから揚げは美味しかったですよ。
城ケ崎到着。
雨も本降りで、薄暗くなったころ、城ケ崎へ到着・・。
城ケ崎手前の駐車場。
もう少し奥に行くと、つり橋が目の前にある駐車場へつけることが出来ます。
(そこは、500円)。
雨がひどいけど、とりあえず車を降りて行ってみる事にします。
初めてだよ、こんなの・・。
駐車場もガラガラですが、一応ここにはステンドグラスや庭園、景色を楽しみながらお茶をいただけるカフェ等が併設されている「ニューヨークランプミュージアム」があります。
つり橋まで1キロ弱トレッキング楽しめます(晴れてたらね)
つり橋までは、2種類のトレッキングコースを楽しむことが出来ますよ。
ここへ来て、急に元気になる息子。
小学生男子のように走って行き、写真を撮りまくっています。
酔狂なやつよ・・。
娘はブラコンなので、息子にくっついてはしゃいでいます。
一緒に走って行っちゃった・・・。
あ~、こんなに嵐の城ケ崎がウケるなら、無理せず東伊豆から回るルートにしておけばよかった・・。
嵐の城ケ崎は、下手したら死ぬから注意。
こ~んな道を進んでいくと、途中から視界が開け、海を間近に見ることが出来ます。
今日は風も強い。
傘をさしていると、吹き飛ばされちゃうよ!!!!
では、これからスリル満点の写真をご覧ください。
臨場感が足りずに悔しいですが、写真て、見たまま撮るのって本当に難しい・・。
遊歩道のすぐ下は、こんな感じで荒れ狂っている海です。
足滑らしたら間違いなくマズイ。
途中の岩場には、小さな橋があり、潮が流れ込んでくる空洞を見ることが出来るポイントがあります。
怖い・・・。
一応このまま、あの先っちょの展望台まで進むことにする。
風も強く危険なので、この時点で、傘をさしているより濡れた方が安全だと判断し、家族から傘を取り上げた。
・・、ていうか、戻れよ!
つり橋まで来た
こんな日に来ているのは、私たち家族だけかと思ったら、観光客がいました。
ツアーバスで連れてこられちゃったらしいです。
皆、根性アルネ・・。
つり橋です。
もう、頭の中には「じゃじゃじゃ~ん、じゃじゃじゃ~ん♩」という、某有名サスペンス劇場の曲が流れています。
・・・、し・・、死んじゃう・・。
一応ここは、天気が良くて干潮なら、海岸の方まで下りていくことが出来ます。
もう少しトレッキングコースも長いのがあったはず。
とにかく、つり橋もわたったし帰ろうよ・・、怖いよ・・。
と、はしゃぐ子供たち(といっても、20↑とハイティーン)を無理やり連れ戻し、また車まで1キロくらい歩いて戻りました。
なんか、びしょびしょになりながらもここが一番面白かったって・・。
よかったね・・、こんな雨の日の楽しみ方あるんだね。
でも、運が悪かったら本気で死ぬかもしれないコースなので、よいこの皆さんは、マネしないでね。
着替え無いよ!幼児か!
帰りは車の暖房をガンガンにして帰りました・・。
5月なのに・・・。
というわけで、今日はおしまい。
読んでいただき、ありがとうございました。