こんにちは、かたせうみです。
前回からの続き。
シマエナガを写真に収めようと、ウトナイ湖に来ています。
今日は、その後半。
ウトナイ湖の東側、ネイチャーセンターとその周辺の散策路のご案内です。
野鳥遭遇率は、西側(道の駅側)よりも、東側の方が高いと思いますよ。
観察小屋もあるので、西側とはちょっと本気度が違います。
ウトナイ湖西側の散策路については、こちらの記事をどうぞ。
ネイチャーセンターは、土足厳禁。色々な野鳥の資料があります
ウトナイ湖から1.4キロ歩いてネイチャーセンターに到着。
こっち方には雪が積まさってます(方言)。
この写真は3月下旬のもので、周囲にはもう雪がほとんどないのに、除雪された雪で、ここだけまだこんなに雪が残っています。
ネイチャーセンターは土足厳禁。
入り口でスリッパに履き替えて下さい。
館内です。
新型コロナの事もあり、訪問票に名前を書き、検温します。
どうしてもこんな写真になっちゃうのですが、館内はとても明るいので安心してください。
入り口付近には、ウトナイ湖で見る事ができる野鳥のマップというか、一覧表があります。
勿論シマエナガも載ってます。
正しくは、エナガ(亜種シマエナガ)だそうです。
蝶やトンボなどの標本もあり。
ネイチャーセンターの奥は、鳥を観察できるような大きなガラス窓があり、外には鳥が水浴びできるよう、バードバスが設置されています。
夏になれば、ここに小鳥たちがやってきて、可愛く水浴びをする姿を見る事ができるようです。
手前にはエサ台もあるけれど、現在コチラにエサは置かないようになったそうだ。
「エサを置く事で、本来野鳥が捕食する昆虫などの数が変わり、生態系を崩す可能性がある」との事だけど、予算的な問題とか、昨今のシマエナガ人気で、人が殺到したりすることも理由のひとつなんだろうな・・、と勝手に思っている。
ネイチャーセンターは、実は2階建て。
2階に上がると、鳥と同じ目線で景色が見られるって。
2階は予想外の昭和レトロな和室。
ここで、夏休みの宿題とかやっていいのかな??
なんか、とても良い環境。
私が訪問した時のネイチャーセンターは凄く空いていたけれど、別の日に行ったら、バードウォッチャー達で結構賑わっていました。
これから暫く野鳥で賑わう時期なので、ここも訪問者が増えそうです。
ネイチャーセンター東側を散策し、シマエナガを発見!!
さて、ネイチャーセンターを後にして、野鳥探しとウォーキング。
ネイチャーセンター東側の散策路は、いくつかルートがあるのですが、ほとんどの道が、1週回って元の場所に帰ってこられるようになっているので安心です。
全ルートを制覇すると多分3㎞以上はあるんじゃないかと思いますが、景色が変わるので、飽きる事はありません。
多分。
ネイチャーセンターからすぐの小路は結構小鳥たちに人気の様で、小さな群れがいくつも移動をしていました。
上の写真は多分「キバシリ」。
3月にはもうほとんど観察できないという事ですが、ラッキーなのか、撮影できました。
これは、多分ゴジュウカラ。
そう思う理由はですね、木に対して下向きで移動出来たり下向きで止まる事ができるのは、ゴジュウカラだけだと、ガイドブックに書いてあったから。
ピンボケですみませんね・・。
ウトナイ湖には、蝶もいます。
それでは、本日の奇跡っぽい1枚いってみましょう。
これ。
鳥が羽を広げている写真は、優雅で雄大で、それでいて羽の繊細な感じが、とてもいいですね。
このように、シジュウカラやハシブトガラなどは小さい群れを作って活動している事が多く、シマエナガも、抱卵期以外はその群れと一緒に行動している事が多いようです。
小鳥の群れを見ていると、その中にひときわ尾が長い鳥がいる事があります。
それが、多分、シマエナガ。
本当に尾が柄杓のように長いので、一発で見分けがつきます。
・・・て、あれ、シマエナガじゃない!!!??
ああ・・、すばしっこいし、周りは枝だらけで、カメラが鳥を認識しない!!
フォーカスを合わせているうちに、シマエナガはどんどん移動しちゃうよ!!
悠長に構えていないで、シャッターを切らねば!
ええい!ここだ!!
がび~~~ん!!
ピンボケ!!
ああああああああ!!
私のカメラのバカーーー!
せっかくのエナガちゃんの正面写真が・・。
これ、本当にシマエナガなんですよ(涙)。
で、本日撮影できたシマエナガの、もう1枚がこれ。
・・・、こっち向いてくれないんですけど・・。
本当にシマエナガなんですよ、この子は・・。
後日撮影した、シマエナガの写真。
ウトナイ湖ネイチャーセンター側、観察小屋等の案内
・・・、という訳で、本日の収穫・・。
キバシリ、ハシブトガラ、ゴジュウカラ・・そして、そっぽ向いたシマエナガ・・。
可愛らしいシマエナガの正面写真は撮れませんでした・・。
ぐすん・・。
残念な気持ちでいっぱいですが、ウトナイ湖ネイチャーセンター側には、鳥の観察小屋等もあるので、さっとご案内して、本日の記事は終了です。
では、まずは観察小屋から。
鳥の観察小屋。
ウトナイ湖には、散策路内側にある「草原の観察小屋」と、水辺の鳥を観察するのに適した「湖岸の観察小屋」の2つが設置されています。
入り口には簡易的な鍵がかかっていますが、自由に入る事ができます。
入ると、中は真っ暗です。
怖い。
よく見ると、下の方に小窓があります。
(写真は、小窓を開けた状態)
鳥に悟られないように観察するためのものなのでしょう。
小窓の部分には、カメラや望遠鏡を固定するためのネジ(と思われるもの)があります。
ここで待っていると、目線の高さにオジロワシ等が来て、より近い距離で観察できたりするらしいです。
観察小屋からの眺めはこんな感じ。
湖畔にもう一つある観察小屋も見えますね。
暫く待ってみたけど、今日は大きめの鳥も来なかったし、真っ暗で怖いから、観察小屋を後にします・・。
キタキツネの小径の途中で、小さな池を見つけました。
う~ん、こういうのって、RPGゲームの回復の泉を想像しますね。
この池は、野鳥が水浴びをしに来たり、カエルの産卵場所になっていたりと、サンクチュアリの大事な水場なのですが、なんと、驚く勿れ、ボランティアさん達の手作業で作られた、人工池なのだ!・・そうだ。
ウトナイ湖サンクチュアリのブログでは、この池(タオス湖と言うらしい)の事や、季節ごとにみられる野鳥の様子などが、短い記事で綴られています。
結構面白いので、ウトナイ湖でバードウォッチングをする前に、読んでみて下さいね。
私は1日で30記事とか読んじゃったよ。
という事で、本日の記事はこれでおしまい。
最後に、こちらの写真をご覧ください。
これ、作りかけとか、空になった鳥の巣じゃないかと思うんだけど・・。
じ~っと見ても、鳥が来る気配などはありませんでした・・。
(カラスの巣だったらショック・・)
しかし、後日、似たようなものを別の場所で見つけ、勝手に鳥の巣だと思い込んでいたら、「ヤドリギ」だったという事が・・・。
知らないって、恥ずかしいわね・・。
それではまた。