こんにちは、かたせうみです。
最近、にわかですが、バードウォッチングにハマっています。
目的は、北海道の妖精「シマエナガ」。
しかし、なかなか遭遇するもんでもなく、未だに私は未接触です・・。
シマエナガは、別に珍しい鳥でもなく、その辺にいたりするらしいのですが、探すとなると、なかなか見つからないものです・・。
シマエナガを知らない人は、こちらのアカウントを参考に、ご覧ください。
超かわいい~!
全人類に推したい『シマエナガ』という鳥 pic.twitter.com/k6eEGjfrRD
— ぼく、シマエナガ。 (@daily_simaenaga) March 6, 2022
シマエナガに会えるかもしれない!ガイドツアーに参加
そんな訳で、友人に誘われ、「もしかしたらシマエナガにも会えるかもしれない」ガイドツアーに参加する事になりました。
やっぱり、初心者はガイドツアーですよ。
集合場所は、苫小牧市にある「道の駅ウトナイ湖」の隣にある、鳥獣保護センターです。
朝早かったから、ちょっと眠い・・・。
鳥獣保護センターを入ると、オオワシの立派なはく製。
今日は、ガイドツアーなので、まずは研修室で軽く説明やレクチャーを受けます。
研修内容は、双眼鏡の使い方や、この時期見られる鳥の種類等。
座学は10分程度で終了し、ウトナイ湖サンクチュアリのツアーへ出かけます。
3月とは言え、まだまだ寒い北海道。
軽装の人も多かったけど、野鳥観察に寒さは大敵です。
寒いと、すぐに帰りたくなっちゃいますからね、服装は、スキーウェアが好ましいです。
で、足元はスノーブーツに、厚手靴下、出来れば、靴下用カイロ装備。
頭からも放熱されますので、帽子も忘れずに。
耳が冷たくなるので、イヤーマフもあればいいですが、落としたりするので、耳もすっぽり包んでくれるタイプの帽子がおススメです。
という所で、ウトナイ湖のガイドツアーに出発
そんな訳で、ガイドツアーに出発です。
今日は晴れているので、とても気持ちがいいです。
ガイドツアーで説明してくれるのは、鳥だけではなく、湖畔に植わっている木々や、保護活動についてなど。
こんなに人跡未踏な感じで自然が豊かなのに、何故か外来種が幅を利かせているんだそうで、毎年春に、駆除したりしているんだそうだ。
さて、まずは湖に向かってみましょうという事で、ウトナイ湖畔です。
すぐ近くに白鳥がいる事もあるんだけど、今日は、対岸のあたりで休んでいる様子。
白鳥の群れの中に、色が違う鳥がいますが、あれは、黒鳥ではなく、「ヒシクイ」という名前の鳥です。
ご存知白鳥は渡り鳥なんですが、エサに困らない場所があると、渡らずに常駐する子も多いのだそうで、北海道では割と年柄年中見る事ができるんですよ。
大きいので、群れで空を飛んでるとなかなか迫力です。
んで、水の中に首を突っ込んでエサを取るので、想像よりも首が汚れているという・・。
オジロワシ。
今日のオジロワシは遠くにいたので、私のカメラの最高倍率では、これが限界・・。
双眼鏡でもそんなに良くは見えないのだけど、ガイドさんが高倍率の望遠鏡を持っていて、ピントを合わせてのぞかせてくれます。
望遠鏡から見る世界はびっくりするほど鮮明で、レンズを通してオジロワシと目があったと錯覚するほど。
こういう事、自分ではできないので、やはりガイドツアーは凄いなと感心しきり。
ワシ等の大型鳥が、地上に降りている時は、休憩中であり、比較的長時間同じ場所にいるので、写真は意外と撮影しやすいのだそうだ。
知床や羅臼に行けば、流氷の上に鎮座する野性味あふれるオジロワシが撮影できるであろう・・。
余談ですが、ワシは身体が大きいので、林や森の中にはいないそう。
でも、鷹は林の中も獲物を獲りに入って来るとか・・。飛び方が違うみたいな話をしてもらえました。
ウトナイ湖でも、粘り強くチャンスを待てば、魚を捕獲するかっちょいい写真が撮れるかもしれませんよ。
珍しく、二羽で飛んでいて、着氷したオジロワシ。
番いだろうか。
まだ若いので、そんなに白い所は目立ちません。
ウトナイ湖周辺は、ラムサール条約で指定されてるサンクチュアリとなっていて、バードウォッチャーに人気の場所。
私達はツアーに参加しているけれど、普通に趣味で来ている人も多く、今日もすんごいカメラを抱えた人達と沢山すれ違いました。
あのカメラ・・揃えたらいくらすんだろう・・。
湖畔を移動する時に、足跡の説明もしてくれます。
ウサギかぁ・・、見てみたいもんですね・・。
ていうか、ここにウサギがいるとかびっくり・・。
林の中でアカゲラを発見!バードウォッチングの極意は「待つ」事とみつけたり
ツアーの後半は、ウトナイ湖畔のトレッキングコースに突入です。
このルートは、1.4キロ先のネイチャーセンターまで続いているのですが、ツアーは時間が限られているので、入り口から数百メートルくらいまでで終了です。
後で調べてみたら、奥の方には鳥のエサ台があったり、いくつか東屋的なものもあるようです。
東屋は手前にもあるのですが、湖を見渡せる絶景で、お弁当持ってきたら最高な感じでしたよ。
トレッキングコースは冬の間も開通しているらしいのですが、2~3月の大雪で、木道がふさがれ、私が行った時は通行止めとなっていました。
コースは木道と地面とで出来ているのですが、木道の部分は下に川が流れていたりするので、危ないんですよね・・。
さて、森の中に入ったものの、鳥たちの姿はありません。
ていうか、見えない。
目が慣れてないから、木々と鳥の区別がつきませ~~ん!
ここですかさずガイドさん
ここでちょっと止まって鳥を待ちましょう。
あ、あそこにいる鳥、見えますか?
あの(木の様子の説明)のあたりで、ちょこちょこ動いている
み・・・みえない・・っピ・・。
ガイドさんは一生懸命説明してくれるんだけど、なかなか見つける事ができません。
バードウォッチングって、こんなに難しいものなのか!!
って・・、あ!
見つけた!!
わ~~!
可愛い!!
ハシブトガラとかだと思うんだけど、名前は忘れた。
耳を澄ませてみて下さい。コンコンという音聞こえますか??
ん??
この、遠く聞こえる工事現場みたいな音の事か?
言われてみれば、「コーン、コーン」という音がする。
これが、鳥が木をつついて穴をあけている音だと、教えてもらわなければ、知らずにそのまま通り過ぎたに違いない。
知らないと、色々なものを見逃してしまうんだな・・。
しかし、音はすれども姿は見えず。
ここでガイドさんは、望遠鏡を合わせ、私達にその姿を見せてくれた。
おおおおお!
なんてフォトジェニックな赤い羽毛!
白と黒のコントラストが美しい羽。
そのくちばしは、長く、尖っている。
この鳥は、キツツキの一種で、「オオアカゲラ」。
見事な羽ですね。
キツツキって、その存在は知っているけど、実際に木に穴をあけている様子とか、見た事なかったので感動。
他の小鳥たちのように、あまりチョコチョコせずに、根気よく木に穴をあけているので、頑張れば私みたいな素人でも写真が撮れます。
キツツキが、木に穴をあけて、虫を捕食するのは有名ですが、私はずっと、その長いくちばしで虫を啄ばんでるのかと思ってました。
しかし、キツツキはすごく長い舌を持っていて、実際は、そのすごぉ~く長い舌で、虫が空けた空洞に舌を垂らし、下の方にいる虫を絡めて食べているんだそうな。
・・、という話をガイドさんから聞いて、ちょっとだけ「ゾワッ」としたのは内緒。
シマエナガいなかった・・・。見たい人は、鳴き声を予習してから行きましょう
そんな訳で、今日のツアーは終了。
私は、『バードウォッチングの極意は、時間と忍耐』という事を学びました。
運がよければバンバン遭遇できるのかもしれないけれど、バードウォッチングは基本、林の中で鳥を探したり、カメラに収まる角度に鳥が来るまで待機したりという事ができなければ、満足いく結果とならないのです・・、多分。
白雪姫なんて、あんな近くに小鳥が来るのに、◯ィズニーの嘘つき。
シマエナガ・・・、見られなかった・・。
帰り際、小鳥たちの鳴き声(その声がシマエナガだと知ったのは、自宅に戻ってからだ)が聞こえたが、姿は全く見えませんでした(涙)。
今話題の「シマエナガ」、山奥に行かないと見られないと思ってる人結構多いんですけど、その辺の駐車場にも普通に現れますよ。
すばしっこいので、写真にとるのは難しいと思いますけどね。
プロは連写とかで撮影しているのかなぁ??
と、ガイドさんは言っていた。
調べてみたら、冬の間はエサが少なくなるので、人里に降りてきて、樹液なんかを啄ばんでいるみたいで、普通に札幌の街中なんかでも発見されてるみたいなんだけど、私ゃ見たことないんだよ!
こうなったら、暫く色々なものを注視して、絶対カメラに収めてやる!!
と、本来の純粋な心から若干方向性がずれている気もしますが、かたせうみの、今後の活躍にご期待ください。
余談ですが、シマエナガはその辺にもいるらしいのですが、鳴き声を知っていると更に見つけやすくなるので、これから探そうという人は、YouTube等で、鳴き声を予習していってみて下さい。
「ジュルジュル」とか「チーチー」などと言われていますが、実際に聞いてみなければ、ジュルジュルのイメージは難しいと思います。
そんな訳で、シマエナガには遭遇できませんでしたが、道の駅ウトナイ湖は、現在絶賛シマエナガ推し。
シマエナガの可愛いグッズも沢山あるので、見かけたら手に取って、是非北海道の経済を回してください。
可愛いは、経済も回す・・。
それではまた。