こんにちは。
もう4月だというのに、2月に行った網走流氷観光を未だにチマチマ書き続けている第6回。
本日は、ホテルをチェックアウトして、「濤沸湖(とうふつこ)」と、そこから続く探鳥ルートとして有名な「平和橋」へ行ってみたいと思います。
濤沸湖(とうふつこ)には、水鳥・湿地センターがありますので、是非立ち寄りましょう!
呼人からおよそ30分。
濤沸湖(とうふつこ)に到着しました。
駐車場は無料です。
近くの民家に、スズメが沢山来てました。
雪に覆われていますが、目の前は湖。
ここには、「水鳥・湿地センター」があり、資料を見たり、係の人から色々なお話を聞くことができます。
見た限り、ウトナイ湖のような長い散策路は無く、近くの探鳥コースで有名な原生花園センターなどは、冬場は入れない。
来る前に調べたら、探鳥コース的なものがあるらしかったんだけど、そういう雰囲気ではないなぁ・・。
と、まずはセンターで話を聞いてみたいと思います。
湿地センター内は、土足厳禁。
入り口でスノーブーツなどを脱いで入室します。
館内は、とても綺麗で明るくて暖かいで~す!
木の雰囲気が、とても素敵。
窓が大きくとってある館内からは、湖を見渡すことができます。
この近辺に木道が整備されており、湖畔に出る事が出来ます。
木道自体はそんなに長く整備されている訳ではなく、雪が解けたからと言って、入っていける場所が増えるわけでも無いようで、散策できるのは、湿地センター周辺のみのようです。
湖畔は林で囲まれているから、入っていったら鳥はいそうだけれど、この辺は私有地が多いので、入れないのだそうだ(センター係員さん談)。
よし、この辺で話を聞いてみよう。
こんにちは。今日は野鳥を見に来たのですが、この辺よく分からなくて。
濤沸湖には、この近隣に散策路などはありますか?
濤沸湖は、入っていけるのこの辺だけなんですよ。
(この時、私有地の関係で色々な所が入れない事を教えてもらう)
今は湖も凍ってしまっているので、水鳥も少ないです状況ですね~。
鳥を探すなら、野付半島(ここからかなり遠い)か、知床(凄く遠い)、あとはやっぱり呼人ですね~。
がび~ん・・。
実は、呼人のホテルから来ました。
あの辺、普通にオオワシとかいて凄かったです。
でも、スノーシューも無くて、ルートが片道7キロもあるので、センターがあるこちらに伺ったんですよ~。
という事で、特に冬場の濤沸湖は鳥が少ないらしい。
でも、のんびりした環境が、とても気持ちよかったです。
所で、この時お話を聞いた係の人が、面白い人で、喋る喋る。で、色々な事を教えてくれた。
呼人の探鳥ルートは、確かに冬場はスノーシューが無いと入場禁止なんだけど、前に何人か探索していれば、踏み固められて割と入っていける事。
探鳥ルートは長いが、入り口近辺だけでも結構鳥がいるので、奥まで行かなくても割と鳥を見られる事など・・。
そんな話を聞きながら『やっぱり呼人の探鳥ルートにトライすればよかった』と少し後悔。
でも、基本スノーシューが無いと危険な所だし、踏み固められていればちょっとは入れると言っても自己責任で危険だから、これ読んで行こうとしている人は、真に受けないで最低限の装備を準備してから冬の探鳥コースに挑んでください。
で、係さんは、どんどん私の質問に答えてくれて、10キロ先にいるオオワシも、望遠鏡で見せてくれた。
あ、今あっちの方向の電柱に、オオワシが止まってますよ!10キロ位先ですが
10キロ??
探鳥のプロは、レベルが違う・・。
それと、春先に湖の氷が薄くなると、キツネやオオワシが氷を踏み抜いて、湖に落ちる事があるとかも教えてくれました。
また、ベニマシコやオオマシコの話題になると、網走駅前でギンザンマシコ(標高の高い山などにしかいない、赤くて希少な、バードウォッチャーが出会ったらドキドキする鳥の名前)がいた話なども教えてくれました。
う~ん、懐が深いなぁ。
そして、秋にはコミミズクが出ていたとの事で、いつもは閑散としている平和橋の駐車帯が車でびっしり埋まったため、地元の新聞社が何事かと取材に来た話などもしてくれた。
湿地センターには、シマエナガについてのボードもあります
湿地センターではのんびり出来ましたが、思ったような成果はなく、やっぱり呼人に行けばよかったかなと思ったのだけど、ここで貴重な話や面白い話が聞けたので、それはすごく良かったです。
ネイチャーセンターなどの自然観察関連の施設では、展示を見るだけではなく、積極的に質問をすると、色々な情報が聞けてとても面白く、有意義な時間が過ごせますので、知りたいことがあれば、聞いてみて下さいね。
で、最後はやっぱり、シマエナガがどの辺で見られるかの質問。
シマエナガに関しての問い合わせは、やっぱり近年激増しているようで、ここ湿原センターでも、専用の掲示がしてありました。
掲載内容は、大体どこでも同じ。
・どこにでも出没するけど、必ず会える訳ではない
・鳴き声を頼りに探すと探しやすい
・網走近辺でおススメの散策路は「呼人探鳥遊歩道」
ああっ!やっぱりここでも呼人だったか・・。
苦い気持ちになりつつも、人と会って話すことは一期一会なので良しとし、出会いに感謝し平和橋へ向かう。
平和橋には駐車帯が2か所。鳥は遠い・・
平和橋到着。
駐車帯は除雪されています。
事前に調べたイメージでは、河川敷に広い広場があって、下に降りられるのかと思ったけれど、ちょっと違うようだ。
駐車帯は結構広く、橋の上下に用意されている。
今日は探鳥の人はいなくて、トラックの休憩等で数台停車しているだけで、とてものどかです。
橋には歩道も整備されているので、ここできっと、三脚を固定した人たちが秋に多数コミミズクを観察していたのだろう。
でも、今日はな~んもいないよん。
夫は飽きたらしく、車で待ってるってさ。
やっぱり呼人まで夫を連れて行かなくて良かった。
趣味が違う人と趣味の旅行に来るのは大変だにゃ~・・。
橋から暫く凍っている川を眺めていると、時折小さな鳥の群れがやってくる。
ホオジロ?
それともホオアカかな??
河川敷には小鳥たちが好きそうな、ススキみたいな草が沢山生えてます。
この草の名前、なんだろうね??
知っている人はこっそり教えて下さい。
遠いけど、橋のたもとに生えていた木に止まるシジュウカラなども・・。
平和橋から見える風景は、こんな感じよ⤴。
なんか、広大でよく分からないが、どの辺にコミミズクがいたのかとっても気になるな・・。
コミミズクは秋に出ていたとの事で、コミミズクを見るなら流氷は見られない訳で、オオワシやオジロワシは沢山いるけど、流氷観光と探鳥を同時に行うのは、難しいのかな~??
と言う感じで、両方を網羅するなら、やっぱり呼人へ行くべきだったかなと思いました。
原生花園は冬は入れないし、濤沸湖や平和橋は、結構鳥までの距離が遠く、バードウォッチング1年目には、厳しい環境となりました。
でも、流氷もオオワシも見られたし、センターの人の話は面白かったしよかったかな?
ただ、やっぱり玄人向けの散策ルートなので、シマエナガとか小鳥が目的なら、センターの人が教えてくれたように、呼人の探鳥遊歩道へ行くのがいいのかもしれません。
来年は、スノーシュー持って呼人へ行こうっと。
さて、かたせうみの網走観光は、この後北浜駅へ行って終了です。
それではまた。
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