うみブログ

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「泣ける○○」や「全米が泣いた」は大嫌いだけど『ヴァイオレットエヴァーガーデン』は素晴らしいから是非見て欲しい

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こんにちは、かたせうみです。

何と、金曜ロードショーで、2週続けて『ヴァイオレットエヴァーガーデン』がやるというではないですか!!

 

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の原作は、「第5回京都アニメーション大賞」を受賞していて、2021年の今でも、大賞を受賞したのはこの作品だけという、曰くつき(?)のアニメ。

 

私も春に遅ればせながらネットフリックスで視聴しましたが、とても美しく素晴らしい作品で、一生忘れられない珠玉の名作となっています。

 

しかし!!

TVプロモーションでは「泣けるアニメとして話題!!」みたいな扱いで、わたしはとっても怒っています!!

 

「泣ける」という表現が大嫌い

 

まぁ、私個人の趣味嗜好なんですが、私は昔から「泣ける」という表現と、そこに有難みや価値を持ってくる売り方が大嫌い。

 

 

金ローの予告編を見た時に、思わずこんなつぶやきをしてしまったほどです。 

そう、陳腐なんですよ。

 

泣きたいなら、ひたすら動物や子供が虐待されてる画像でも見とけって感じで、泣くって、悲しい時や嬉しい時、感動した時その他、色々な要因があるのに、「泣ける」という汎用的陳腐な言葉で片づけるなという憤りを、いつも感じてしまう訳なんですよね。

 

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』は涙が出てくる王道のストーリーが多いけど、それを感じさせない話作りや言葉遣い、表現力や語彙力が素晴らしいんです。

 

王道のストーリーって、王道なだけに、人の心を動かすのって、意外と難しいんですよ。

 

そして、あんなに丁寧に作られているのに、泣けるの一言でパッケージングして欲しくはありません。

これは多分、ヴァイオレットを見たことがある人なら、同じ意見で賛同していただけると思います。

 

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』超簡単あらすじと、金曜ロードショーへの期待

 

『ヴァイオレットエヴァーガーデン』については、別ブログで記事にしているので、詳しくはそちらをご覧いただきたいのですが、あらすじを超簡単に説明すると

 

大きな戦争の後、文字の読み書きができない人や、気持ちを上手く伝えられない人のために、代筆業として「ドール」という職業が生まれます。

 

色々事情があって、感情を表現できない主人公「ヴァイオレット」が、感情を習得し、人の心を慮れる一人前のドールとなり、その瞳を通して、様々な人たちの人生を垣間見るというのが、このアニメの大まかなあらすじです。

 

但し、ヴァイオレットは非常に頭がいいので代筆業ができるわけで、自分の感情については、ラストまで表現するに至りません。

この辺がまた、ストーリーの進行を妨げることなく、他のアニメにない静かなる見せ場でもあるんですね。

 

詳しくはこちら⤵

comic.kataseumi.com

 

今の所、配信ではネットフリックスでしか見る事ができず、今時のアニメとしても珍しい、放送回数は全13話。

しかし、その中に珠玉のストーリーが詰まっています。

 

で、このストーリーをまとめたものが、金曜ロードショーの第一週(2021年10月29日)に放映されます。

基本1話完結で、どれも素晴らしい話なので、どのように編集されるのか気になるところですが、本作ではヴァイオレットがドールになるまでがちょっと長いので(しかし、そこに大きなストーリーがあるのだ)、より抜きのような形で、『ヴァイオレットエヴァーガーデン』を放送するのは、悪くないんじゃないかと思います。

 

初めて見る人には序盤の重いシーンは、ウケない可能性もあるしね。

 

そして、予告編を見た限り、誰もが心を打たれる第10話は放映確定みたいなので、今まで気になっていた人には、絶対見て欲しいです。

 

この第10話はですね、ストーリーとしては序盤で後半の察しはつくのだけれど、その予想をはるか超えた所に結末があるんです。

まさにその脚本は圧巻で、言葉も出ません。

 

金曜ロードショー、その翌週(2021年11月5日)には、映画となった外伝を放映します。

今日は「インディジョーンズ」が放送されたし、金ローど~したんだ~いヘヘ~ベイビー!

 

バッテリービンビンな感じですが、とにかく、2021年10月29日は、テレビの前で、座して『ヴァイオレットエヴァーガーデン』の放送をお待ちください。

 

とても素敵で、キラキラと輝く宝石のようなストーリーも素晴らしいですが、主人公ヴァイオレットの言葉遣い、その真摯で正直な物言いは、感動するだけではなく、社会生活にも役立ちます。

 

今日は『ヴァイオレットエヴァーガーデン』についてと、安易な「泣ける」が嫌いという内容の記事ですが、『ヴァイオレットエヴァーガーデン』は、これまで見る機会がなかった人にはネトフリ以外で見る貴重なチャンスなので、是非、ご覧ください。

 

ついでに、私が書いたヴァイオレットの記事も読んでください。

 

それではまた。

 

comic.kataseumi.com