予防接種は、いつまで保護者が必要か?
間隔を空けながら、ある程度の年齢まで接種し続けなければならない予防接種。
成人映画は18歳から観る事ができるし、パチンコやスロットも18歳から大丈夫。
2016年から選挙権も与えられた18歳の子供達ですが、予防接種へ行くのに、一体何歳まで保護者が同伴しなければいけないのでしょうか????
20歳未満は保護者の同伴が必要です。
って、まじか!
但し、結婚している場合は、保護者はいらないそうだ・・・・・。
馬券の購入と同じですか・・。
結婚してれば未成年でも馬券が買えるのかは、分かりませんが・・。
という事で、息子の予防接種へ行ってきました
全国的に、日本脳炎の予防接種は無料ですが、ここ北海道では平成27年度までは有料でした。
日本脳炎は、豚等の体内で増えたウィルスが、蚊を媒介してヒトに感染する病気です。
このウィルスを媒介する種類の蚊が、北海道ではほとんどいないことが理由に、予防接種は有料となっていました・・・・。
そんな、旅行とか行くんだし、日本国内なんだから、一律で接種させろや!
と言いたいところですが、28年度からは諸々の事情を考慮して 、20歳未満は無料という事になっています。
有料でも接種させるべきでしたが、日々過ごしているうちに、こんな時期になってしまいました。
滑り込みセーフ・・。
日本脳炎の予防接種は全部で4回ある。
日本脳炎脳予防接種は、間隔を空けて全部で4回接種させないと抗体がつかないと言われています。
順調にいけば、1年位で打ち終わるんですが、すっかり忘れていた私・・。
息子が大学へ入学する直前に、「あんたのとこ、予防接種してないけど、いいんかい?」というようなお葉書が、市から届きました。
よくないっ!
と、言うわけで、焦ってスケジュールを組み、この度最後の接種となったわけです。
予防接種の予約をする
すみません、予防接種の予約をしたいのですが。(予防接種は、予約が必要な場合が多い。)
予約は必要ありませんので、指定日時の指定の時間に来て下さいね。(予防接種専用の曜日がある)
はぁ~い、分かりました。
あ、息子はもう19歳なんで、ひとりで行かせていいですよね?
あ~、ごめんなさいね~・・。
保護者はついてきてください(`・ω・´)
えっっ?!
そんなまさか・・・・。
こんなやり取りをし、私は貴重な休日を使う羽目になりました・・。
そうか~・・、言われてみれば、未成年だから仕方ないよね。
医療行為だし、何かあっても困るもんね・・。
それにしても、まさか成人間際の息子の付き添いに行く事になるとは・・・。
調べてみたら、どうしても同伴は無理!!!
という場合は、事前に貰ってきた問診票に記載し、同伴できない理由と共に、保護者の同意書と署名があれば接種できるようですが、もう、面倒だから、会社休む!
やってきました、数年ぶりの小児科へ
そんな事で、数年ぶりというか、下手したら10年位は来ていない小児科へやってきました。
一般のクリニックでも予防接種ができる所はありましたが、近いのはここだった。
小児科なんて、久々です。
子供が小4位になったらほとんど医者いらずだったし、風邪をひいたら他の一般クリニックにかかったりしていたので。
小児科って、すごく混んでいるし、当日予約が必要だったり、午後は予防接種専用の曜日だったりで、具合が悪くなった時にとっても使い勝手が悪いんですもの。
あ、でも、小児科の先生はいい先生が多いですよね~・・・(フォロー)。
予防接種の日は、阿鼻叫喚
さて、待合室。
小児科で予防接種専用日なので、周りは赤ちゃんばっかりです。
・・・可愛い・・・♨
しかし、誰もかれもがギャン泣き状態。
1人が泣くとつられて誰かが泣き、誰かが泣くと更に恐怖が蔓延するという阿鼻叫喚が繰り広げられています・・。
その中に、場にそぐわない成人間際の男子が一人。
職質レベルの違和感です。
更に母親付き。
あ~、も~、何かやだなこの雰囲気・・。
みんな泣いてるし、注射痛いのかなぁ~・・、帰りたい・・。
ガキかっ!!!
そんなやり取りをしている間に、意外と早く名前を呼ばれました。
じゃ~、ここで待ってるから~。診察室まで行く必要ないよね~。
わかっぱ。
しかし、ほどなくして私は名前を呼ばれました。
〇〇君のおかあさ~ん!
ぎょぎょぎょっ、えっっ!!まさか!要るのか?付き添いがっ!
ごめんなさいね~・・、ここ、小児科だから~(;^ω^)
すみません、小児科甘く見てました・・。
診察室は、キャラクターがいっぱい♡
しかして診察室へ。
そこには、ばつの悪そうな息子と看護師2人。
人のよさそうな医師1名。
いきなり目に飛び込んでくる、ミッキーとミニーのぬいぐるみ。
その目はこう言っている。
うぇるか〜む!
そして、いまだ名前が言えるくらい助けて貰った、アンパンマンのキャラクターたち。
・・・楽しそうだ・・。
看護師さんの胸ポケットからも、可愛いキャラクターのボールペンが顔をだしている。
・・明るい・・。
扉にも、たくさんシールが貼ってある。
・・、明るすぎる・・。
ああ、ここは・・、小児科・・。
忘れていた、明るい雰囲気のお医者さん。
そして、周りの雰囲気と全く合わない、もっさりとしたイケてない男子に、40とっくにオーバーの母・・・。
う~ん、〇〇君は、もうすぐ20歳なんだねぇ~・・。
20歳になったら、まず何をしたい??
面接!?
いやいや、先生!
そんな、誰も答えを用意していないようなハードルの高い質問を、ここでするものですか?
うちの子は、お医者になるような子ではありませんから、そんな事、日々考えて暮らしているわけがないじゃないですか!
ここで、悲しいかな全く使えない息子は「いやぁ~・・、え~?」とお茶を濁し、母は「志を大きく・・」みたいな答えになっていない回答をし、診察室を出るしかありませんでした。
先生はさすがに経験豊富で偏差値も高いので「たのしみだねぇ~。」とか言って、私達を送ってくれたのでした。
ごめんなさいねぇ、先生。
たまに話の通じる若者が診察室へ入ってきたのにこんな反応で。
かくして、処置室で注射してもらい帰宅
その後私たちは処置室へ呼ばれ、息子は注射をチクッとされて、帰路へ着きました。
最後まで恐怖心をかくさない息子に、看護師さんは
何歳になっても注射は嫌よねぇ~、わかるわ~。
と、なぐさめてくれましたとさ。
おしまい。