こんにちは、かたせうみです。
カニさんの胆石日記も、いよいよ退院へと近づいています。
手術中は麻酔で記憶はないものの、術後は結構いたかったみたいです。
では、続きをどうぞ。
胆のう摘出手術後2日目夕方
夕方嫁がやってきたので、談話ルームへ移動した。
昨晩は、術部よりも腰が痛くてよく眠れなかったことや、今朝のおちんちん丸出し事件(?)のこと、小林麻央の事等を話した。
夕食となり、嫁も帰宅したが、相変わらず膨満感には悩まされた。
でも、お腹が空いてきたので夕食はモリモリと完食してしまった。
そのせいで、胃部腹部の膨満感を助長してしまったような気がする。
消灯時間となり、昨晩はよく眠れなかった事もあり、この夜は早々と眠りに落ちた。
が、しかし、睡眠中無意識に身体をよじったり、寝返りを打とうものなら、強烈な腹筋痛が身体全体から脳へ突き抜け、何度か目を覚ました・・。
痛いんだようぅ~・・。
入院4日目の朝、退院のお知らせ
入院4日目、術後3日目の朝には左手の点滴が抜けた。
医師回診では昨日同様、術部を診るだけだったが、医師より「明日退院できますけど。」
と、突然言われた。
私はちょっとびっくりし、「あっ、えっ、もう退院?」ともごもごしてしまった。
すると、医師は「あっ、明日は採血があるので、退院はあさってにしましょう。」
と言ってくれた。
胃部の膨満感は大分良くなったが、下腹部の張り、感じとしては、便秘がひどい時みたいなお腹の張りである。
そういえば、3日位ウンコが出ていない・・。
回診の後、看護師に「お腹の張りがよくならない。」と訴えた。
すると看護師はまた、「お腹の音を確認しますね。」と、横になった私のおなかに聴診器をあててきた。
「腸は順調に動いているようですね。」と言い、「出来るだけ動いてくださいね。」と、笑顔でまた言われた。
術部の痛みはだいぶ慣れたが、ベッドから出る時はまだまだ痛い。
歩行時は、無意識に術部のへそに手を当てて、まだ前かがみになっているようだ。
しかし、点滴もとれたことで行動の制限が解消され、看護師が動け動けというものだから、リハビリを兼ねて、2階のローソン迄階段で行くことにした。
階段は、ゆっくりではあるものの何となく降りられたが、登りはまだ辛く、少し上がったところでちょっと壁にもたれて休んでいたら、看護師に「大丈夫ですか?!」と、声をかけられたので、やっぱりエレベーターで帰ることにした。
あいかわらず、腹部の張りはあるが便意はない。
多少動いただけでは、便秘解消にならないのだろう・・。
夜8時過ぎまで談話ルームでテレビを見ていたが、自分一人となったので、テレビを消して病室に戻った。
以前にも書いたが、私の病室は居心地が悪いのだ、病院では、ほとんどの時間を談話ルームで過ごした。
ベッドに戻ると、老人BのTVの音量が気になったが、消灯までもう少しなので我慢しよう・・。
入院5日目早朝6時すぎ
この日は何と、起床時間の6時半より前に起こされ、採血された。
7時30分に朝食を食べた後お腹がぐるぐるしだした。
何となく便意を感じるが、まだトイレに行くほどでもない。
いよいよトイレに行きたくなった午前8時50分頃・・。
でも、9時には医師の回診がありベッドにいなくてはならない。
しかしウンコがしたい!!
ネイチャーコールズ・ミー!
考えている暇はない、私はトイレに行くことを選択した。
数日ぶりの排便だが、踏ん張ると強烈な腹筋痛と共に、術部が痛む。
少しづつウンコが出てきたが、腕時計を見るともう9時だ。
あ~、ベッドに戻らなければ!!
スッキリしないがケツを拭いて病室へ向かったところ、なんと私の病室から 担当のS医師が出てくるではないですか!
ちょっと不機嫌そうだ。
私がいなかったからか?
私はトイレ方向から病室へ早足で歩きながら医師に向かって
「やっと、うんちが出たんですぅ~!!」
と、声をあげた。
すると、S医師の表情は緩み「出てよかったですね。」と言い、私とS医師は一緒にベッドへ戻り、術部確認となった。
良かった、そんなに怒ってないようだ・・。
医師回診の後、すぐにオペナースと名乗る女性がやってきて、再度患部の絆創膏状態をチェックされた。
オペナース曰く、絆創膏はこのまま貼ってて、自然に取れたらその後2週間くらい新しいものを貼ってくださいと言う。
その際、ガーゼは術部を不衛生にするため、あてない事と言われた。
交換用の絆創膏を病院で用意するか聞かれたので、私は少し考えて2枚ほどお願いした。
どうやら、貼ってあるのは普通の防水ばんそうこうで、ドラッグストアのものでも十分対応できるらしい。
「病院で用意したら、1枚1000円位しますよ?」
と言われたが、ドラッグストアに行くのも面倒だったし、ドラッグストアマニアの嫁と一緒に行くと、多分絆創膏の1000円や2000円では済まないだろうと予感がしたからだ。
オペナースは、「今日から入浴できますよ。」といって、去っていった。
この後、私がトイレに駆け込んだのは、言うまでもない・・。
⑦へ続く。
あ、胆石日記、まだ最終回じゃないですよ。
ご挨拶
本日も当ブログにいらしていただき、誠にありがとうございます。
この物語は、職場の隣人「嘉仁(カニ)」のノンフィクション作品です。
『人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ』は、かたせうみが管理していますが、『カニの胆石日記』につきましては、「カニ」が執筆して、かたせうみが加筆修正しております。
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読んでいただき、ありがとうございました。
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