こんにちは、かたせうみです。
本日も、「素人の、素人による、素人のためのカメラ記事」。
詳しい人には『何書いてんのこの人』的な内容となりますが、カメラのレビュー記事って、詳しくないと理解できないものも多いので、たまにはこんな記事も必要かなと思って、書きます。
良い機材は良い写真となり、類稀なるチャンスを必ずモノにできる!!
とにかく!
機材さえ良ければすごい写真が撮れる!!
・・・って思ってたら大間違いだかんね。
※但し、高い機材は、確かにいい。という事はあります。
人生最後かもと思って、Canonの上位機種を、レンズとセットで買う
分布相応ながらも買ってしまった・・
— かたせうみ (@kataseumi) March 9, 2025
すげえ、使いこなせない。
全部オートでごめんて感じだ pic.twitter.com/3OwHJnN1fW
野鳥観察を始めて早4年(位か?覚えとらん)。
CanonのイオスキスX10に、中古で買ったEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM (長いので、以下EFレンズ)をくっつけて、毎週末フラフラと山や湖に入り、写真を撮り続けてきましたが、やっぱりそろそろ新しいボディ(カメラ本体のこと)が欲しくなる・・。
のは、レンズやボディの劣化のせいなのか・・・。
思い過ごしか老眼のせいか、最近、購入当時と比べて写真の映りが変わったような気がするし、解像度というか、精彩さに欠けるような気がする。
それと、鳥の飛翔写真を撮るのに、イオスキスでは機能的な限界を感じたことなどから
結構気に入って使っていたけど、もっといいカメラが欲しい・・・
と思うように。
レンズがいいモノだったのもあってか、エントリーモデルでも十分と思える時も多かったし、条件があった時に撮影できた写真は、イオスキスでも素敵でした。
しかし、いかんせん、イオスキスの連写は、最大で1秒間に5コマ。
RAWで撮影するとなると、シャッターを押し続けたMAXが10枚(C-RAWなら37枚くらいらしい)。
野鳥の撮影に慣れてきたら、やっぱりカワセミの飛び込みや羽を広げた鳥の写真も撮りたい。
最大5コマの撮影でも、奇跡的にそれが撮影できることもありましたが、鳥によっては、「今日撮影できなかったらまた来年」なんて事も起こり得ます。
そんな・・、奇跡を待ってたらおばあちゃんになっちゃう!!
人生終えるまでに、あと何回春がやってくるのか・・。
そう言うことを考えた末
春の渡り鳥が来る前に、夏鳥が到着する前に!!買うなら1日でも早くっ!!
と、新しいカメラの購入を決める。
カメラは高いし、そんなしょっちゅう買い替えられる経済力もない。
それと自分の年齢を鑑みて、10年先まで(と言っても、昨今、カメラの寿命は5〜6年とか言われている。がっ!5年ごとにそんな大金出せん!)鳥見を続けていられるかどうかも分からない。
ここは慎重に考えていかないと・・。
と言うことで、最終的に決めたのが、CanonのEOSR5markⅡに、レンズはRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM(長いので、以下RFレンズ)。
元々、レンズは変えるつもりなく、今のレンズを使い回す事前提で従来の一眼レフの購入を考えていましたが、確かCanonは一眼レフの生産をほぼ終了しているはず。
これから先、買い替えなければならなくなる可能性を少しでも減らすには、ボディはミラーレスを購入した方がいいのかも・・。
ミラーレスを購入しても、専用のアダプターを買えばEFレンズを使うことができるので、わざわざレンズを買い替える必要も無かったのですが、元々レンズは中古で買っているし、海へ山へと林へと、結構酷使しちゃっていた事などから、結局レンズも一緒に買い替えることにした・・。
これ買うと、EFレンズがRFカメラでも使えるというシロモノ↓
SONYを試すかNikonに変えるかなども考えましたが、今持っているメーカーがCanonなので、考える時間ももったいなく、なんとなくCanon。
で、手が出せる予算で、一番高いモノに決める。
レビューも色々見ましたが、どれを見ても割と賛否両論だったし、幾つも比べて使う余裕も時間も私には無い。
それと、これまでの経験上、「高いものを買って損した」経験よりも、「安いものを買って損した」経験の方が多かった。
だから、今出せる金額の上限に近い値段のものを買おう。
今回出せる金額の上限としては、ざっくり100万円。
もちろんローンだ。
Canonのフラグシップ機は現在 EOS R1。
だけど、ボディだけで100万超える。
R3は2番目に高い機種だけど、79万なら R1を買うべきだろう(冷静に考えれば、実はその差30万近くあるが、この辺で金銭感覚が麻痺して瓦解。50万円台で出してるネットショップあるけど挑戦するのは怖すぎる)。
それと、 R1と R3はボディだけで1キロ超えるから重すぎ。
この間頚椎ヘルニアになって今も通院中なのに、これに望遠レンズつけたら、バードウォッチングどころじゃないかも・・。
じゃあ、65万の R5mark IIが一番条件に合うだろう。
という事で、素人が分不相応に高い、ハイアマ〜プロ仕様機を手にした結果の、「こんなはずじゃなかった」レビュー第一回が、以下となります。
なお、レンズは元々Canonの白レンズ使ってたから、今回も白のRFレンズ100−500(RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM)。
素人の私は、高いカメラさえ買えば、レンズを向けるだけでピントが合うと思っていた
まず、一番にショックだったのが、「結構撮れない事の方が多い」こと。
私は、機材さえ揃えれば、それなりに立派な写真が撮れると思っていたんですね。
それは、あながち間違いではないのだけれど、恥ずかしながら
良いカメラさえ買えば、鳥にレンズを向けた段階で、一発ガチピンのはず!
と、カメラ経験の長い人とか、デジカメが無かった頃から撮っている人からすれば、スリッパで頭を叩きたくなる位の勢いで、誤解してました。
誤解していた過去の自分に言いたい・・。
あのね・・、動き回る鳥にピントなんてそんな簡単に合わないし、下手すりゃ木に止まっている鳥すら撮れない。
マジで、ぜんっぜん撮れないから!!
60万出したって、近くの枝に普通にピント持ってかれるし、林の中だと鳥と認識すらしないから。
画素数も補正力も高いカメラで、条件も合ってバッチリ撮れれば、それは勿論、色や質感、解像度なんかも、前のカメラとはレベチで美麗に撮れます。
オートフォーカスだって、多少は速い気がします。
でも、うまくいく時は、イオスキスでも、充分速くピントが合うんですよ。
R5MarkIIには、動物優先認識機能があります。
他社には鳥専用認識もあるらしいですが、このカメラは、鳥も含めた動物優先です。
既にカメラのAIに、犬や猫、馬や鳥などの画像を勉強させておいて、即座に認識できるようになっている・・と、Canonのホームページは書いてありました。
だから思わず、『これさえ持ってればプロ並みの写真』と思ってしまいがちですが、割とそんな事はないのでご注意ください。
まぁ、無知を晒すようで恥ずかしいですが、バードウォッチングでご一緒した人などから、全く嫌味ではなく(と言うか、もっといいカメラとかレンズ持ってる人も多い)
R5MarkIIなら、AF性能凄いでしょ。
などと言われたりもしますが、何も語れず、申し訳なさそうに「結構撮れません(涙)」としか答えられず残念です。
でも、周りのいいカメラ持ってる人も、シャッターチャンス後、「撮れた」だの「撮れなかった」だの、「ピント持ってかれる」だのボヤ仰っているので、小さく俊敏な鳥を、いかに明瞭に捉えるかというのは、メーカーさん永遠の課題なのかもしれませんね・・。
一応フォローしときますが、被写体の大きな猫の写真とかは、簡単に綺麗に撮れます。
自画自賛の1枚(写真は全てJPEGに現像して、圧縮してます)↓
ハマれば鳥だって、AFで瞬時に綺麗な写真も撮れます。
これも自画自賛の1枚↓
多分、使い慣れた後にイオスキスを使えば、その性能の凄さに気づくのでしょうけど、今の私では、並みと超特上の違い分からず、猫に小判状態。
使い勝手が違いすぎて右往左往で、めちゃ大変
これは何にでも言える事だと思いますが、機種を変えると、慣れるのが大変です。
私がカメラショップで延々とウロウロし、見て来た感じだと、Canonのカメラは、R5あたりを堺に、デザインが変わるというか、ちょっと難しくなります(見た感じそんな気がする。 R6使ってないから分からんが)。
イオスキスは、初心者でもモードを選んだりして、液晶も易しく、感覚的に操作が分かる感じなので、コンデジから一眼に変えてもそんなに苦労はしなかったのですが、 R5は結構違った・・。
メカ音痴とは言いたくないが、ボタンが増えた R5は、どこで何ができるのかというのがさっぱり想像できず、文系女子は戸惑うばかり・・。
結局、ある程度使い方や設定などを理解するのに、4時間ほどを費やし、未だ学習中・・。
しかも、今までは、AFのセンサーエリアに自分で被写体を合わせる感じだったのが、今度は視線や見ているものに、カメラ側が勝手にAFエリアを合わせてくる仕様。
自動というのはまさにこういう事。
怖すぎるAI。
そして私、慣れなさすぎる!
初めて人感センサーのついた蛇口を目の前にして、水の出しかたが分からない状態みたいなもんですわ・・。
※手動でセンサー位置を変えたい場合は、専用のボタンがあり、それを操作する。
最初、勝手に移動するAFエリアのことを知らず、何でセンサーが真ん中に来ないのか悩み、このセンサーを真ん中に持ってくるにはどうしたらいいのか悩みに悩んだ。
そして、今までの癖で、端っこにあるセンサーエリアに被写体を合わせた写真は、全て鳥が端っこにしかいないという、悲しい結末。
結局、慣れるために、退社後、近くの公園に日参し鳥撮影の練習。
さらに、YouTubeの鳥チャンネルみたいのをテレビで流し、それを撮影するという、地道な苦労の末、何とか写真が撮れるようになった・・・。
因みに現在!
以前のカメラはAFエリアが固定されていたので、必然的に構図が日の丸(被写体が真ん中にある構図のこと)ばかりだったのが、勝手に動くAFエリアのお陰で、私でもちょっと変わった写真も撮れるようになったぞ!
そんな訳で、EOS R5 MarkIIを購入し、色々苦労しておりますが、長くなったので続きは後日。
半分くらい記事ができてるから、近日公開予定。
高いもの買うと、色々いいけど色々大変なんですよ・・。
それではまた。
今回買ったカメラはこちら↓