こんにちは、かたせうみです。
昨日雨の中尾岱沼に到着し、今日は凄くいいお天気です。
これからチェックアウトをして、野付半島に向かいます。
野付半島は、じっくり見ていると結構時間を使います。
✔ 車移動なら、半島入り口から行き止まりまで30分かかります。
半島の全長は26キロメートルです。
✔ トドワラ散策に1時間強(トラクターバスを使わない場合)
ネイチャーセンターからトドワラまで、結構歩きます。
✔ ネイチャーセンター見学で30分。
ネイチャーセンターは見どころ満載。食事もできます。
✔ 灯台より先に行くなら、プラス1時間です。
野鳥観察ならこちら。
ゆっくり見学する場合は、もうあと1時間欲しいですね。
野付半島とトドワラ
野付半島は、砂嘴(さし)と呼ばれる、岸沿いに流れる海水によって運ばれた土砂が堆積してできる、海上に長く突き出た全長約26キロ半島というか、干潟というか、そんな感じです。
北海シマエビ漁は、この野付湾内で行われ、野鳥やアザラシも多くやってきます。
そこに、枯れゆく荒野「トドワラ」や「ナラワラ」があります。
“トドワラ”とは”トドマツの原っぱ”が語源。
野付半島内には江戸時代の中頃まで、トドマツ・エゾマツ・ハンノキ・カシワなどの樹種から成る原生林がありました。
しかし、半島周辺の地盤沈下により海水が浸入、立ち枯れの森となりました。
現在も浸食や風化が進み、残された立ち枯れは少なくなってきています。
「ナラワラ」は、トドワラに比べてまだ現存している部分が多い、ミズナラの原生林です。
「ナラワラ」は、近くの駐車場から眺めるだけで、散策は出来ません。
肉眼では遠目に確認できるだけですが、神秘的な雰囲気があります。
・・、白いワンピースの女の子がひっそり覗いていそうな雰囲気です(こわっ)。
野付半島へは、漁港から出ている観光船を利用するか、車で移動します。
観光船で移動すると、アザラシやオジロワシを見る事ができるようですよ。
野付半島ネイチャーセンターへ到着!
半島の細長い道を車で走ります。
北海シマエビの漁期という以外、観光シーズンを微妙に外れ、対向車も後続の車もいません。
道のわきは、右も左も海・・・・。
あまりの人気のなさに、日曜なので船が出ていないだけなのか、置き去りなのか分かりません。
野付半島の灯台です。
灯台の先は、車では行けません。
この先へ行くには徒歩のみです。
野鳥の宝庫らしく、バードウォッチャーに人気のスポットです。
また、夏に潮干狩りが楽しめる「アラハマワンド」は、この先端部分にあります。
歩いていくか、漁港から観光船に乗るかどちらかでの移動となります。
所要時間は、徒歩で片道30分位との事です。
ここから、一旦引き返し、少し戻ったところにネイチャーセンターがあります。
トドワラへは、ネイチャーセンターから散策路が出ている
トドワラ散策には、こちらのネイチャーセンターから遊歩道が出ています。
ネイチャーセンターはとても面白いので、是非立ち寄ってください。
ネイチャーセンターの様子は、こちらの記事をご覧下さい。
【道の駅知床・らうす】【野付半島ネイチャーセンター】・道の駅で美味しいもの?道東道の駅紹介② - 人生半分過ぎたらしいので、色々やってみるブログ
おっと、可愛いアザラシにすごいメッセージ言わせてます・・。
向こうに見えるのは、国後島です。
トドワラ散策には、往復1時間はかかる。
ネイチャーセンターからトドワラまでは、歩いて片道30分弱です。
こちらのトラクターバスに乗れば、先端まで7分くらいなのですが、日曜日というのに、休業との事・・。
トホホ・・。
こういう道を、延々20分位歩いていきます。
右も左も海が近く、鳥の声がのどかに響きます。
花の盛りを過ぎて、枯れた荒野に赤色差すハマナスの実。
トドワラ到着!
すげぇ・・・・、何もない・・・。
ここが、「この世の果て」と言われるトドワラですか・・・。
地盤沈下で立ち枯れしたトドワラは、もう今ではほとんど残っていません。
あるのは、広くて静かな野原と、すんだ透明な海。
半島の道もそうですが、うち捨てられたような、もの悲しい景色が広がります。
散策路は、途中から木道となり、さらにその先は船着き場となり、不思議な光景・・。
何とも言えない光景ですね。
家族旅行なのに、自分探しの旅に来てしまったようです。
今日は晴れていて気持ちがいいですが、曇り空で霧が出ていると、この世のものとは思えない景色になるそうですよ。
この世のものとは・・、というより、この世ではない景色の方が正しい表現かも知れませんね。
野付湾は、冬は結氷するよ
野付半島の見どころは、夏や秋だけではありません。
冬は一面氷の世界となり、知床岬を越えて流氷もやってきます。
また、野付湾は結氷し、海の上を歩くことが出来るようになります。
冬の海を歩く絶景ツアー「トドワラ・氷平線ウォークツアー」 | 別海町観光協会
こちらの写真は別海観光協会からの転載ですが、なかなか体験できないすごい写真ですよね。
このウォークツアーは、一部に薄い氷もあり危険なため、ガイドツアーでのみ体験可能となっています。
体験してみたい方は、上記の「別海観光協会」経由でネイチャーセンターへ申し込むか、JALやクラブツーリズム、近畿日本ツーリスト等のパック旅行からの申し込みとなる様ですよ。
私も、冬は体験してないので興味あるな。
今住んでいる所とは、全く違う世界です。
以下は、旅行会社のサイトです。参考までに。
さて、トドワラとネイチャーセンターも堪能したし、5時の飛行機で帰るから、ぼちぼち北海シマエビのお土産を買って、帰路の途中にある「神の子池」によって帰りたいと思います。
神の子池は、素晴らしかった・・。
⑤へ続く。
読んでいただき、ありがとうございました。