こんにちは、かたせうみです。
私は今、初の同人イベント参加に向けて準備中です。
趣味で撮影した野鳥の写真集とグッズ制作で参加予定なのですが、色々と準備したり注意したりと、知らないことも多かったので、ひとつづつ記事にしたいと思います。
とりあえず、グッズ制作を印刷会社に頼む時、苦労した記事がこちら☟になります。
同人イベントや印刷所を検索する
同人イベントというと、「コミケ」や「コミティア」が有名で、コスプレしたり漫画が描けないと参加できないと思っている人も多いと思いますが、そんな事もなく、いろいろな同人イベントがあります。
普段はお勤めしているけれど、趣味で作っているアクセサリーを、週末イベントで売っている人とかも、いますよね。
手作りアクセサリー専門とか、野鳥グッズ専門、二次創作が禁止のイベントもあれば、漫画オンリーで、しかもジャンルが決まっているイベントもあります。
探し方としては、ズバリ「自分が参加したいジャンル×同人イベント」みたいなワードで検索をしたり、小さなイベントなら、地方紙などでチェックしたりします。
市町村主催なら、市役所とかにチラシがある場合もあります。
SNSで発信している団体もありますね。
私が今回参加を予定しているのは、コミティアとコミケですが、この二つは、参加申し込みを「circle .ms」というサイトに外部委託しており、漫画畑の人は、まずはこのサイトをチェックするといいかなと思います。
(北海道などの地方コミティアは扱ってない場合が多いので、地方コミティア参加の人は、地域+コミティアとかで検索してください)
circle.ms では、グッズの注文や同人誌の印刷ができる印刷所の紹介もあるのでとても便利です。
同人グッズなどを扱っている印刷所でないと、法人向けの大ロットでしか発注できないところもあるので、小ロット注文が可能な同人向け印刷所は、貴重な存在です。
このサイトを利用しない場合は、「同人グッズ印刷」とか「同人誌印刷」「小ロット印刷」などのキーワードで検索するとヒットしますが、結構探すのが大変だし、結局同じ会社が検索で出てくるので、circle .msで調べちゃうのが早道かなと思います。
申し込みはWebが簡単。サークルカットが必要になることも
参加したいイベントが決まったら、締切日までに申し込みをし、支払いを済ませます。
申し込みの詳細や、イベントのルールは、各サイトで詳しく案内されているので、そちらをご確認ください。
申し込み方法は、書類でもできることが多いですが、WEBフォームからの申し込みの方がオススメです。
何故なら、書類での申し込みの場合、記入漏れ等の不備が出る可能性があるからです。
申し込みに不備があると、落選する可能性があります。
WEBフォームから申し込む場合は、記載漏れなどがあるとエラーが出て先へ進めないので、最低限の記載漏を未然に防ぐことができます。
それと、「サークルカット」と言って、イラストや文字で、自分が参加する団体とか個人をPRするものが必要な場合があります。
※コミティアやコミケは必ず必要となります。
サークルの自己紹介的なものとなりますが、これもWEBフォームからアップロードが可能です。
WEBの場合は、郵便のタイムラグなく深夜でも入稿可能なので、とても便利です。
サークルカットは、サイトからテンプレートをダウンロードするか、自分でサイズを設定したキャンバスを作成し、そこにイラストを描いたりするものです。
テンプレートは普通のお絵描きソフトやiPadなどで開けるので、簡単に編集することができます。
サークルカットなどについては、参加イベントのHPでちゃんと描き方とかサイズが解説されているので、心配しなくても大丈夫だと思いますよ。
余談ですが、私は「メディバン」という、フリーのお絵描きソフトを使用しています。
利用者もとても多く、フリーソフトなのにできることがとても多いのでオススメです。
たまにブログで描いてる漫画や挿絵も、メディバンを使用しています。
MediBang Paint – 無料のイラスト・マンガ制作ツール
印刷所の注意書きを舐めるように読む
さて、参加を決めたら、同人誌やグッズの準備が必要です。
同人誌向けの印刷所のサイトでは、入稿方法が詳しく説明されています。
まずは、これを舐めるように読まなければなりません。
最近は、アナログでの入稿を終了している所が多いので、アナログ原稿の人はスキャンして電子化してからの入稿となります。
私は漫画畑じゃないので詳しくないですが、印刷所によって入稿方法が違う場合があるので、よく読まないと、後で泣くことになるかもしれません。
例えば、私は今回付箋の原稿を入稿したのですが、サイトによっては、「レイヤーを必ず統合してから入稿」する場合と、「テンプレートとレイヤーは、統合せずに入稿してください」という場合があり、混乱した私の手は、発注ボタンを押す段階で思わず震えてしまいました・・。
ただ描くだけじゃ、モノにならないのよ〜・・。
それと、カラーモードの設定なども詳しく指示というか注意書きがあるので、ちゃんと読んでから入稿しないと「最悪全てが無駄・・」ということにもなりかねません。
趣味とはいえ、基本、お金のかかることなので、ご注意ください。
各サイトの指示書を読んでいると、時間が経つのはあっという間です。
焦ってもいいことないので、初めての時は、時間のある時にゆっくり熟読するのをオススメしますよ、ホントに・・。
同人誌はもちろん、グッズにも奥付が必要
さて、今日一番のハイライト、奥付です。
入稿と同じく色々知らなくてドキドキしたのが、「奥付」。
奥付(おくづけ)とは、本の本文が終わった後や巻末に設けられる書誌に関する事項(書誌事項)が記述されている部分。
和書には奥書を付ける慣習がある。
洋書には通常は奥付はなく扉に標題、著者名、出版社、出版年等を記す。
奥付 - Wikipediaより引用
同人誌に限らず、書籍には、その責任の所在を明らかにするため、作者や出版社の表記がされていますが、これを、写真集やグッズにもつけなければならなかったんですね。
※これも、印刷所の注意書きに記載されています
記載に必要なものは、同人誌の場合
- 発行年月日
- 発行者
- サークル名
- 印刷所(正式名称が必要。印刷所の注意書きに「このように表示しろ」という指示があります)
- 連絡先(メールアドレスなど。SNSアカウントはNGらしい)
で、私は知らずにフォトブックのサイトで個人で楽しむものを編集していたのですが、発注直前に気づいて、写真集の編集を半分くらいやり直すはめになりました。
いや、半分は言い過ぎだけど、とにかくちょっとやり直した。
無いまま発注してたら、後からシール対応しなきゃならない所だった・・。
というか、奥付ないままだと、入稿できなかったかもしれない。
ほとんどのサイトには、「奥付がないと入稿を断るからね!」みたいなことが書いてありました。
そんな訳で、写真集の奥付記載には間に合いましたが、これは、グッズにも記載が必要らしく、一部間に合わなかったモノには、包装にシールで対応とすることにしました。
同人誌とかグッズって、発注量が多いと割安になることがあるので、私は年間の参加回数を見越した数を発注したので、これを忘れたら、カッコ悪い上に大変なことになる所だったよ〜・・。
これから参加する皆さんは、気をつけてくださいね。
という訳で、初めての同人イベント。
準備することや知らない事が沢山でございます。
文字数が多くなりましたので、次回に持ち越しで、続く。
次回は、フォトブックの話などをしようかなと思っています。
それではまた。
こちらの漫画は、最近のオススメ。
2巻では、コミティア参加が描かれています。
コミティアとかサークルカットとかよく知りたい人は、読んでみよう!