こんにちは、かたせうみです。
本日は、11月9日から公開されている、クイーンの伝記的映画『ボヘミアンラプソディー』を見てきたので、思いつくままレビューします。
すごいよかったです!
エンドクレジットでは、誰も席を立たず・・。
息子も東京で見たらしく、同じ事を言ってました。
東京方面では馬鹿みたいに人が入ってるらしいです。
北海道は・・、海に囲まれているからね・・・・。
「クイーン」についてちょっと語る
「クイーン」といえば、1970年代から90年代にかけて大活躍した、世界的に有名なロックバンド。
特に日本では人気が高かったと思います。
別に若ぶってるわけじゃないのですが、私はリアル世代からはちょっとだけ外れていて、「クイーン」が一番のっていた頃は、年の離れたお兄さんやお姉さんがキャーキャーと夢中になっていたなという記憶です。
「クイーン」の曲は、現在でもCM等でたくさん使われているので、私も好きですし、息子世代でもクイーンの曲は有名です。
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」でも、スタンド名に使われていたりして、若い子たちにもとても気になる存在のようです。
私が小学生の時大好きだった、漫画『マカロニほうれん荘』でも、クイーンはちょくちょく登場していた記憶があります。
フレディ・マーキュリーが亡くなった当時、私は大学生でしたが、早逝した事実と病名の衝撃で、世界中が震撼したのを覚えています。
フレディ、今だったらもっと生きることができたのに・・・。
「ボヘミアンラプソディー」映画館のポスター
『ボヘミアンラプソディー』の感想を、思いつくまま書いてみる。
それでは、思いつくままに映画の感想を述べてみたいと思います。
ネタバレはあるかもしれません、深く考えずに感動や思いを書いていきます。
まず、この映画は「当然クイーンを知っている。」という事が前提で話は進んでいきます。
全くクイーンの事を知らないで見ると、話の展開が早すぎて、中身が無いように見えるのでご注意ください。
サクセスストーリーに焦点をあてている映画ではないので、割と簡単にポンポンとクイーンが売れていき、ちょっとした違和感と早足な印象を受けます。
確か、クイーンって結構売れない時期があったと思いましたが、ま、そんな事はどうでもいいでしょう。
だって、この映画、つかみからバッチリなんですもん。
胸が高鳴るカメラワークやショットなども素晴らしく、これから始まる物語に、私たちは否応なしに期待させられます。
すごくセンスがいいんです。
そして、その高揚感のまま、物語は幕を開けます。
映画序盤、みんなで曲を作っている所はとても明るく微笑ましい。
そして、栄光に向かって走る様がキラキラと眩しく、70年代のヒッピー風なコスチュームと、クイーンの曲でテンポよく話が進みます。
フレディ・マーキュリー役の俳優さんは、「う~ん・・、努力賞?」。
奇抜な衣装や歯並びや雰囲気で、かなりフレディ役を頑張っていますが、ちょっとサイズ感が足らないというか・・・、若いころを演じている時は、フレディ・マーキュリーというより、どちらかというと、ミックジャガーを思い出させます。
フレディの晩年は、結構マッチョだったと思いますが、その辺も少し足らなかったかな~??
ブライアン・メイ役は、そのままでしたわ。
似過ぎててびっくり。
「ボヘミアンラプソディー」パンフレットより引用
そうそう、この髪型。
当時の少女漫画でも流行ってましたね~。
オープニングの20世紀フォックスのファンファーレも良かったし。
どうよかったかは、映画を見てね。
後半は辛いのを覚悟する
さて、物語後半。
周知の事実ですが、この後フレディーとメンバーとの亀裂や退廃的な生活、そして、フレディの病が浮き彫りになってきます。
この先、フレディが病を克服することもなく死に至るのは誰もが知っている事なので、救いのないまま終盤を迎えます。
観客のほとんどが死んでしまう事を知っているから、『病気が良くなるかも?』という一縷の望みもないまま物語が進むのは苦しく、この辺は、かなり辛い部分です。
ラストは、ライブエイドの再現。
20分、クイーンのライブが再現されます。
この時のラミ・マレック(フレディ役の俳優)は素晴らしく、まさにフレディ・マーキュリーのスタンドが降りてきちゃっているかの如くです。
見てる私たちはというと、クイーンのパフォーマンスにもう、身体がウズウズと・・・
・・え、これ、席立っちゃダメなの??
『レディオガガ』で手拍子しちゃダメなの??
踊っちゃダメなの~ぅ???
曲と、歌っている姿、熱狂する観客とウェーブ。
臨場感というか、青春時代の投影とか歌声とか、諸々の感情の波が押し寄せてきます。
そして最後、ただただ、涙が出てくる。
「胸アツ」とかでCMが表現されているけれど、違う。
そんな安い言葉と違う・・。
でも胸は熱くなる。
でも、「胸アツ」じゃないんだよ!
・・・、音楽って、すごいよね。
物語の後半、フレディが「クイーンに戻りたい。」と言ったときその理由をメンバーに話すシーンがあるのですが、ここは、忘れられない一言です。
そして、マネージャーからライブエイドの説明があります。
「ライブエイドのカメラは〇機(詳細忘れた)オリンピックは〇機だ。」
という、たった一つのセンテンスなんですが、ここ、すごく胸が高鳴るところなので!!
たったこれだけのセリフで、こんなにドキドキするなんて、もう、すごいとしか言えない・・。
ライブエイドは、10代や20代の人は知らないと思うけど、すごいイベントだったんですよ。
物語は進み、ライブエイドをやり切ってフィナーレを迎え、エンドロールが流れますが、誰も席を立たない!!
みな、感動しちゃって席を立てない。
もちろん私だって動く事ができません。
劇場の明かりがつき、席を立つ人々はみな満足げな会話を交わしています。
フレディの遺言めいたセリフはありません。
ラストで歌った曲の歌詞が、全てを語っていました。
パンフレットは買って帰ろうね。
「ボヘミアンラプソディー」パンフレット写真
こちら、『ボヘミアンラプソディー』のパンフレットです。
ロゴがちょっと〇ィズニーっぽくて気に入りませんが、とてもいいパンフレットでした。
通常パンフレットと言えば、役者の紹介、撮影秘話、CGの話が主ですが、このパンフレットには、クイーンが来日した時の打ち上げの話や、ボディガードを務めていた人の思い出話や、フレディ・マーキュリーのトリビアが綴られています。
それは、なんというか、お通夜や13回忌等で、故人を偲びながら語っているようで・・・。
私は、ブログを書くためにパンフレットを買うという事もあるんですが、今日のこのパンフレットは、とっても価値あるパンフレットだと思いますよ!
これから観に行く人は、是非パンフレットも買ってね。
今日はこれでおしまいです。
読んでいただき、ありがとうございました。