こんにちは、かたせうみです。
今日は、公開2日目『BIRDS OF PREY/ハーレイクインの華麗なる覚醒』を観に行ってきました!
なんでこんな邦題にしたのか分かりませんが、キッチュでチープな世界観の『ハーレイクイン』はとっても痛快で、コロナのせいで閉塞感漂う今見るにはもってこいの映画でした!
暴力的な表現はありますが、エロはなし。
PGもRもつかないので、ファミリーでも大丈夫です。
DCコミックの事を知らなくても大丈夫!
私だってバットマンもスーパーマンも見たことありませんが、面白かったですから。
この記事さえ読めば楽しめますよ~!!
『バーズオブプレイ』ハーレイクインの説明
『ハーレイクインの華麗なる覚醒』。
原題は『Birds of Prey(バーズオブプレイ)』だそうです。
直訳すると「猛禽類」という意味らしいですが、DCコミックのヒーローチーム名であり、コミックのタイトルでもあるようです。
今回ハーレイと共に数人が協力するので、そのチームという事になるんでしょうか。
DCはアメリカの有名なコミックの名前。
同様に人気の「マーベル」と並べてアメコミと括られて説明されることが多いですね。
マーベルとDCの違いは、よく、日本で言う所のマガジンとジャンプの違いと表現されます。
マイティ・ソーやアイアンマン。
ブラックパンサー、キャプテンアメリカやハルクが活躍するのが「マーベル」で、バットマンやスーパーマン、アクアマンが活躍するのがDCです。
「ハーレイクイン」は『スーサイドスクワット』という作品で大人気となりましたが、元々は精神科医。
患者である極悪人ジョーカーと接するうちに恋に落ち、影響されて今のようなクレイジーな感じになっちゃうくだりが、『スーサイドスクワット』で説明されています。
ホアキンフェニックスが演じた映画『ジョーカー』は、つい先日公開され、非常に高い評価を受けていました。
余談ですが、『スーサイドスクワット』に出てくるジョーカーと、『ジョーカー』に出てくるジョーカーは、別々の俳優さんが演じています。
話とか時間軸っていうか、作品としても全く別物で、ハーレイと関係あるのは『スーサイドスクワット』の方です。
今回の映画には回想シーンでさえも登場しませんが、金髪で眼鏡のお色気ドクター時代のハーレイや、鮮やかな緑色の髪の毛の若いジョーカーに興味があれば、『スーサイドスクワット』を。
ネットを騒がせた、ホアキンフェニックスのジョーカーに興味があれば、『ジョーカー』を見てみて下さい。
それでは以下、ハーレイクインのあらすじや面白ポイントなどです!
「ハーレイクインの華麗なる覚醒」の超簡単あらすじ
ハーレイクインは(元)ジョーカーの彼女。
ジョーカーは、裏社会では知らない者はいない恐怖の象徴。
彼の女となれば好き放題。
我が物顔でゴッサム・シティーを闊歩していた。
だけど、ジョーカーとは別れたらしいです。
あんなに依存していた彼と別れちゃったのだから、ハーレイは荒れ放題。
でも、好き放題していたハーレイをよく思っていなかった人は多く、ジョーカーという後ろ盾を失くした今、必然、命を狙われる羽目に・・・。
で、あれやこれやあり、ダイヤを探して最後は利害関係が一致した女子達と手を組み、大暴れしてネクストステージへ・・・。
て感じで、数行であらすじ完了なチープ目ストーリーと演出なんですが、そこがいいんですよね。
展開が読める所がいいというか、見せ場はそこじゃないので話は簡単な方がいい。
そんな話でどこがいいのかっていうと、色々ありますよ。
それじゃ、面白ポイントをいくつか紹介します。
「Birds of Prey」/ワーナーブラザース/劇場ポスター写真より
とにかく、キッチュな世界観にお見事アクションでサイコー!
この映画の一番のポイントは、キッチュな世界観と演出、かっこいいアクションでしょう。
CGをふんだんに使用した美しい世界やディストピアもいいけれど、ゴッサムシティーは人間臭くてひきつけられる。
この作品だって、CGはゼロじゃないけれど、自分はやっぱり、人間なんだよ。
ハーレイのバトルシーンもいいけれど、序盤で魅せる「ブラックキャナリー」のアクションは見ものです。
ただでさえカッコいいのに、最後かかと落としでキメちゃうから絶対見て!
キャナリーに関しては、衣装もすっごくかっこいいのでファッションに興味がある人なら見逃せません。
ハーレイのアクションはどれも胸がスカッとしますが、留置場での水しぶきバトルは良かったですね。
キッツいメイクがドロドロに落ちようと、顔が真っ黒になろうと気にせずはっちゃけるハーレイは爽快です。
ラストはもっとド派手に大暴れさせて、全員にクローズアップしてスカッとさせて欲しかった気持ちはありますが。
それはまた次のお話なのかな~・・。
イカれているのに意外と共感ポイントの高いハーレイクイン
際どい色物メイクで好き放題しまくりの「ハーレイクイン」。
一見同性から嫌われそうですが、まぁ、映画の中では嫌われています。
だけど、観客側からすると、そのハチャメチャなイカれっぷりが小気味いい。
本作では主役でもあるので、アクションがすごく多くてカッコいいのですが、ジョーカーと別れて荒れちゃう所とか、人生リセットしようとしてエキセントリックな行動に出ちゃう所とか、プライドが高くて言ってることと実際の様子が全然違ってたり。
女の子なら、絶対一度は経験するやさぐれパンダみたいな行動が、痛くてかわいくて共感しまくり。
ジョーカーへの未練を断ち切る場面では、色々と自身の黒歴史の蓋を開ける事になりますのでご注意。
それにしても、あの火柱の場面はよかったね。
あんなことはしなかったけどさ。
映画序盤で警察に突入する場面なんて、ドキドキワクワクキラキラしちゃいますよ!
(実際にキラキラするので、ぜひ映画館で確認してください!)
フェミ?ポリコレ??いや、素直に女子同士っていいよねな面白さ
既に発表されている内容や、映画館ポスターなどのプロモーション関連から予想される方も多いでしょうが、「ハーレイクイン」で活躍するのはほぼすべてが女性です。
最近は、ポリコレだのなんだのと無理やり女性を活躍させたり主役にした不自然な映画も多いですが、「ハーレイクイン」は素直に『女同士いいよね』と、面白さだけが残る作品になっています。
通常なら、いざ出陣で緊迫ムード漂う場面でも、「女子会みたいで楽しいね!」。
髪の毛を振り乱してバトルしてれば「ヘアゴム要る??」。
バトルが一息つけばメイクのチェックと、女子ならではのあるあるポイントに、映画を見ながらにやにや。
考察すれば、ジョーカーに依存していたハーレイに本当に必要だったのは自立と仲間とかありそうですが、そんな事関係なく、このB級でチープでキッチュな世界を堪能してほしい。
女子ならではの面白さは、フェミの人には攻撃されそうだけれど、だって仕方ないじゃない、そうなんだもん。
プログラムにはコミックの説明もあるから読んでみて!
「Birds of Prey」/ワーナーブラザース/パンフレット表紙より
今回登場する女性キャラたちは、実際にDCコミックにも登場するキャラのようです。
ただ、コミックの設定と今回のシナリオはかなり違うようですね。
脚本もオリジナルのようなので、DCや前作を知らない人でも充分この映画は楽しむことができます。
楽曲も豊富ですし、軽く楽しめる映画として「ハーレイクインの華麗なる覚醒」はぜひ映画館に出かけて欲しい1作です。
パンフレットはちょっと高くて850円(今は相場か?)。
カラフルで写真も豊富。
元々彼女たちがどんな設定でどんなキャラだったのかなども知ることができるので、DCコミックに興味が出たら、買ってみるのもいいですよ。
それから、エンドロール後には映像はないけれど、ハーレイがちょっと気になる事を私たちに話しかけてきます。
気になっちゃう人は、多分この事だと思うので、パンフレットを求めてキャラ紹介を舐めるように読んでみて下さいね。
ハーレイはなかなか面白かったし新たな展開もあったから、近日また彼女たちの活躍を見る事ができればいいなと思います。
それではまた~。