さて、イベントへの申し込みを済ませた。
頒布品の準備もOK。
あとは、当落の通知を待ってからの準備です。
原稿が早い人は、当落が決まってから頒布物を準備するかもしれませんね。
コミティアの場合、正式な当落通知の前に、一度参加の見通しがあるかどうかの連絡がメールに入ります。
これが大体開催の2ヶ月前。
その後、開催の1ヶ月半位前に、正式な当落通知と、当日の案内が届きます。
当日の案内には、注意書きや、頒布品の搬入方法などと一緒に、サークルチケットが封入されています。
これを見ると、ドキドキ、ワクワクしますね。
さて、当日までの準備はいかに・・。
一体、頒布物をいくらで売るのか・・??
自分の持ち出しで作った、我が子のような同人誌。
これらを一体いくらで捌くのか。
値つけという作業がまずは待っています。
同人イベントにはもちろん参加費がかかるし、印刷代も回収しなければならない。
利益を求める人もいれば、個人の作品の発表会と考える人もいますので、原価にいくら乗せるのかは人それぞれですが、とにかく、ある程度の回収を考えなければ、この先のイベントに参加できなくなってしまうかもしれません(経済的な理由で)。
そんな理由などから、原価よりはいくらか高い金額で値つけしていくのですが、これが、超悩む・・。
フルカラーで印刷を頼めばそれだけ原価が高くなるし、ページ数を増やせばまた金額は上がる。
無名で、しかもイベント初参加の自分の作品が、一体どれくらい売れるのかも謎。
同人誌は、て言うか、何でもそうですが、一回に刷る量が多ければ多いほど、単価が安くなります。
でも、だからと言っていきなり100冊とか刷れるわけがない。
この手のイベントでは、初回は1冊も売れないなんてこともザラらしいし・・。
私は写真集で参加するので、とにかく、原価がそもそも高いんだよ〜・・。
こんなの、買ってくれる人いるのだろうか・・(涙)
値段付けは、一般的には、原価➕人件費➕純利益みたいな感じでだと思いますが、果たして、自分が作品完成のために費やした時間と手間に、一体いくらの値段をつけられるのか・・。
大体、プロじゃないし、探鳥自体が趣味だしなぁ・・。
原価に参加費を割返した金額だけ上乗せするべきなんだろうか。
超悩む・・。
まぁ、結局、悩んだ末にお値段決まりましたが、いくら載せたのかは秘密。
印刷所の値段表調べれば大体見当つくかと思います。
元々が小ロッドの高いものなので、利益はそんなにないけれど、本屋に売ってるものよりは、お値段『ちょっと高いかも・・。』という感じになりました。
そうか、同人誌って、結構高いと思ってたけどこう言うことなんですね。
コミケとかでも、壁側の人気サークルの作品はフルカラーだったり、表紙がツルツルやキラキラなのに、意外と安く頒布されていた。
それは、販売数が見込めて沢山刷ることができるからだったんですね。
壁のサークルはすごい行列だし、午前中で完売しちゃうもんなぁ・・。
(特に、18禁は、すごい売れるらしい)
所で、私が値つけするにあたって、ひとつ気をつけたことがあります。
さて、それはなんでしょう〜??
答えこの後。
何はなくとも、釣り銭準備
さて、当日までに準備しておきたいものの筆頭は、「釣り銭」です!
スペースでは、買ってくれた人との金銭授受がありますが、ピッタリ払ってくれる人なんて、ほとんどいません。
参加者は細かいお金を持って来てくれますが、釣り銭というのは、どうしても発生します。
それを、当日までに準備しておかなければなりません。
釣り銭ありません。
なんて、多大なる機会損失。
昨今は、QRコード決済や電子マネー、クレジットカードでの支払いが主流ですから、硬貨や紙幣を準備するのはなかなか大変です。
手っ取り早いのは銀行の両替機ですが、今は手数料が取られますし、両替機の営業時間は意外と短く、仕事が終わってからだと間に合いませんのよ奥様・・。
で、お買い物するときに現金で購入したり、自販機を使うときに、高額紙幣利用が可能な場合は、わざわざ1万円でジュース買ったりして、せっせと紙幣と硬貨を集めていきます。
これは、なかなか長い旅です。
ゲームセンターやゲームコーナーでの両替もお勧めですが、クレーンゲームで散財したりするので、要注意。
因みに、両替だけしにゲームコーナーを利用するのはルール違反で御法度ですよ。
そんな訳で、費用対効果を考えると、銀行ATMでの両替が、早くて楽で確実なので、個人的には一番お勧めです。
両替枚数にもよりますが、手数料は300円〜400円位。
時間がないときは、手数料を支払ってもこの手が早くてスムーズです。
作品のお値段も、釣り銭の事を考えて、あまり端数が出ないよう設定しました。
これが、値つけの時に、私が意識した事です。
準備する硬貨の種類は多くない方が管理しやすいので、あまり、50円とか10円のお釣りが出ないように考えました。
テーブルクロスやディスプレイなど、その他準備したもの
イベント当日は、大体会議室で使うテーブルのおよそ半分のスペースが自分にあてがわれます。
これが、1スペース。
頒布品が多かったり、人気のところは2スペース申し込む事もあるみたいですね、羨ましい。
ここをどうディスプレイするのかも悩みのひとつ。
イベントをこなすだけならテーブルに頒布品を置いとくだけだけれど、見映えが良かったり見やすい方が、当たり前だけど人は立ち止まってくれます。
ディスプレイ用品はほぼ100均で揃えましたが、イベントによって、高さとかの制限がありますので、揃える前に説明書を確認しましょう。
という事で、以下、私が準備したもの。
テーブルクロス
テーブルクロスは殆どのスペースが用意してます。
別に、高級なものじゃなくても、清潔なら切りっぱなしの布でもいいと思います。
私も、以前ダイニングテーブルに使ってたテーブルクロスを準備。
コミティアなどではひとつの机を2組で使いますから、境界線としても便利です。
同人印刷を行っている所でオリジナルのテーブルクロスも注文できますが、経費削減の為、自宅のものを流用。
長めの方が、足元隠れるのでオススメ。
ブックスタンド
本を立ててディスプレイできるアレです。
100均で手に入るし、IKEAなどでも売ってます。
専用品でなくても、お皿を飾るディッシュスタンドなどでも代用できます。
テーブルは目線より低い位置にあるので、見本誌などは立ててディスプレイできるといいですね。
カルトン
銀行やレストランなどで、お釣りを置いてくれるアレ。
別に無くても困らないけど、あると雰囲気アップ。
プラスチックの青いやつが一般的だけど、味気ないので、木製のものを私は準備しました。
100均だけどね。
木製カルトンはお皿のコーナーで発見。
だから、本当はカルトンじゃなくて、サラダとか載せるお皿です。
コインケース
大量の釣り銭を種別ごとに管理できる優れもの。
小型の金庫とかもいいけど、あれは高いので、取り敢えずこれまた100均で準備した。
割と重宝しましたが、人気サークルは小型金庫の方がいいよね絶対。
ポスタースタンドと、ポスター
ちょっと荷物になるけど、ポスターを挟んでディスプレイできるやつ。
と、それに挟むポスター。
ポスターには、スペース番号が表示されていると尚良き。
スペース番号で探してくれる有り難い参加者もいらっしゃいますが、何分初見の人が多いイベントですから、ぱっと目を引くアイキャッチは、あるのとないのとでは大違い。
多分。
それと、広い会場はブロックごとに分かれているのですが、自分が今どのシマにいるのか分からず迷ってしまうこともあるので、ポスターにスペース番号がついているととてもありがたいのです。
ポスタースタンドは、テーブルに置けるミニタイプと、スペースの後ろに置ける背の高いタイプのものがありますが、高さ制限や位置制限などの決まりがあるので、どちらを選ぶのかはあなた次第。
あまり幅をとったりしないスリムなものがお勧め。
ていうか、大体皆冒頭につけた画像と同じようなものを使っている。
ポスターは、サクッと書いた手描きでもいいし、印刷所に注文する事も可能です。
値段表示のカード
何がいくらなのか、分からないと買おうにも買えん!
と言うわけで、お値段はしっかりと表示しましょう。
手描きでもいいけど、PCとプリンターがあれば、オシャレなものが自作できます。
印刷やサイズの設定方法が不安な方でも、エーワンなどの有名メーカーのカードを買えば、メーカーが用意した専用サイトが利用できてラックラク。
なんと、品番入れれば事前に用意された小洒落たテンプレートを使用して、簡単に値札や名刺やシールができちゃいます。
詳しくは、有名メーカーのパッケージを確認!
参考☟
名刺やペーパー
ペーパーとは、所謂チラシや学級通信みたいなもの。
文章書くのが好きな人なら、新聞形式でプロフなどをペーパーにするのも面白いですね。
興味があれば読んでもらえて、フォローしてもらえたりします。
作品の購入がなくても、気になるスペースにペーパーや名刺があれば、持って行ってくれる人もチラホラいます。
これらを配れば、後から立ち寄ってもらえる可能性もアリ。
名刺やペーパーは別に無くてもいいし、用意してないスペースも多いですが、あれば持っていってくれる人もいるので、余裕があれば準備したいですね。
因みに、名刺は自分でも作れますが、プリンターの性能が全く違うので、カラーなら印刷所に頼むのがオススメ。
質感も見た目も全然違いました。
私は、配る用に自分で作ったものと、買ってくれた方に渡す用に印刷所で作ったものものの2種類準備。
配る用はあまり活躍しなかった・・・。
す〜ん・・。
その他、立体的にディスプレイしたり、小物をディスプレイするカゴとか
そんな感じで、以上が必要だったりあった方がいいものの例なのですが、テーブルは平面で、物がおけるスペースは限られます。
小物やアクセサリーなどを頒布する方は、小さな棚や網などを駆使して、ここをもっと立体的にディスプレイしています。
色々と制限はありますが、イベント参加が決まったら、お店等に出向いて実際のディスプレイを勉強するのもまた楽しいですね。
という事で、イベント参加の記事終了。
当日はとても楽しかったので、今年はあと3回出展予定です。
それではまた。