今週のお題「一気読みした漫画」
こんにちは、かたせうみです。
今週のお題は一気読みした漫画なんですが、私は友人から借りたり、レンタルショップを利用したり、大人買いしたりと、基本漫画は一気読みなんですよね。
おススメ漫画も沢山あるのでひとつには絞れず。
正直このお題では書き辛いのですが、今日は昭和から令和にかけて人気となった、一気読みしちゃう漫画をご紹介します。
ベタなものもありますが、ウケ狙いというよりは、『やっぱり何度読んでも面白い』という事でのランクインです。
尚、『鬼滅の刃』や『ドラゴンボール』『ワンピース』、『北斗の拳』や『HUNTER×HUNTER』(全部ジャンプ漫画・・)など、コンテンツが巨大すぎるものは外します。
じゃ~、昭和から。
大人になって読むと一味違う『ベルサイユのばら』
これ⤵新品らしいんだけど、マジか!!?未だに重版されているんだろうか・・。
名作中の名作『ベルサイユのばら』。
これを失くしては、何も語れないのだ。
フランスの激動の時代を生きた、オスカルとアンドレ、そして、マリーアントワネットの物語。
これ程、徹頭徹尾、ブレずにひとつの物語が出来上がっている作品は他にないと言っても過言ではありませんね。
子供の頃、友人のお姉さんを経由して、クラス中で回し読みされたこの作品ですが、同じ経験をした方も多いのではないでしょうか??
私は大人になってから改めて文庫本で購入しましたが、子供の頃に読むのと大人になってから読むのとで、全く感じ方が違ってくるのもこの作品の特徴です。
子供の頃はルイ16世が可哀そうだという感情しかなかった王妃の不倫も、大人になるとドラマチックで、全く違った印象や感想を持つはず。
アニメになった時は嬉しかったけど、エンディングの曲が恥ずかしすぎて二度と見られなくなったのもいい思い出です。
まぁ、今なら全然平気で見るんですけどね。
とにかく、この作品については揚げ足取ったりする人はなく、誰もが『素晴らしかった』という作品。
ページをめくれば、ラストのフランス革命まで一気に時代を駆けぬけます。
実はまだ連載中『王家の紋章』と『ガラスの仮面』
昭和50年代、やっぱりお友達のお姉さん経由で回し読みされた『王家の紋章』と『ガラスの仮面』。
実は、まだ連載中なの知ってましたか??
小学校や中学の卒業と共に、何となく続きを読みそびれて、尻切れトンボなまま自分の歴史から姿を消した人も多そう・・。
『ガラスの仮面』の方は不定期連載みたいな感じになっていますが、『王家の紋章』は、結構定期で連載してたんではないでしょうか??
私は、新刊が出ていたらレンタルするみたいな感じで読んでいるのですが、2つとも、まだやっぱりすごく面白いです。
『王家の紋章』は相変わらずメンフィスやキャロルが行方不明になったり誘拐されたり、誘拐先でキャロルが王子を助けて懸想されたり、イズミル王子に言い寄られたりしています。
イズミル王子は最近嵌められて政略結婚させられ、メンフィスのお姉さんも嫁がされて泣き暮らしていますが、古代エジプトを舞台にした『王家の紋章』には、不思議な魅力があるよね。
『ガラスの仮面』の方は、マヤも愛弓さんも今や立派なレディーとなり、未だに紅天女争いをしていたと思う・・・。
1巻から読めば絶対読む手が止まらないのだけど、実は、私が最後に読んだのは、もう5年くらい前だった記憶・・。
真澄様ももう結構いい歳だと思うんだけど・・。
『天才柳沢教授の生活』
『天才柳沢教授の生活』。
作者の山下和美さんはつい最近、『ランド』という作品で手塚治虫文化賞 を受賞していましたが、『天才柳沢教授の生活』も、山下和美さんの作品です。
こちらもまだ連載中ではありますが、2013年を最後に休載しているらしい・・。
この作品は、基本1話完結で話が続いていないので、一気読みするタイプの漫画ではないのですが、シュールかつ秀逸な内容が多く、『次の話はどんなだろう??』という気持ちで、読む手が止まらない作品です。
テレビドラマにもなりましたが、原作とかけ離れていたため、私は1話途中で断念。
コメディーでもありストーリーでもある『天才柳沢教授の生活』は、収録されているエピソードが多彩なので、さすがに個人的に今ひとつの話もあるけれど、とにかく哲学的というか、人の感情の機微や動きをオーバーアクションながらリアルに捉えていて、神が降りてくるような作品です。
より抜きサザエさんみたいな傑作集も出ていますが、前後編の後編だけ入っていたりするストーリーもあったので、読むなら覚悟して全巻制覇をおススメします。
こっちは、最近手塚治虫文化賞を受賞した「ランド」
冒険活劇を冠にするなら絶対これ『ゴールデンカムイ』
比較的ここ数年の漫画『ゴールデンカムイ』 。
ヤンジャンで絶賛連載中です。
とにかく面白い。
「冒険活劇」と称するならば、これほどピッタリの漫画はないだろうという位。
アイヌの金塊をめぐる争奪戦を、明治を舞台に繰り広げるストーリーですが、ストーリーの完成度がとても高く、構成もいいし、キャラの誰もが魅力的。
ギャグとシリアスのバランスも最高で、『この人天才じゃないだろうか??』といつも思いながら読んでいます。
とにかく、毎巻毎巻の熱量がすごいのです。
アニメにもなっていますが、色々な事情で映像になっていない話もあり、絶対に原作の方が面白いです。
まさに、これこそ一気読み。
但し、結構血とか表現がグロい部分があり、私の周りでも『苦手』という人が多いので、デリケートな方はご注意を。
26巻は、結構ひどかった・・・。
ラストは、私の癒し『月刊少女野崎くん』
本日のラストは『月刊少女野崎くん』。
スクウェア・エニックスのウェブコミック配信サイ『ガンガンONLINE』で2011年8月25日更新分より連載中。
ウィキペディアより
らしいです。
「らしいです。」というのも、 私はコミック派なので、リアルタイムで更新しているものは読んだことが無いのです・・。
レンタルショップでたまたま手に取ったのがきっかけ。
少女漫画家のくせに、鈍い野崎君と、野崎君を大好きな千代ちゃんを取り巻く人々のハイスクールラブコメディ。
もう、大好き。
すごい面白いです。
私の癒しです。
1年に1~2回しか刊行されないので、毎日次の巻が待ち遠しいです。
基本は4コマ漫画で、ストーリーは4コマで終わったり、数ページ続いたり。
登場人物もそこそこ多く、各キャラクターに特徴があるので、ストーリーにもメリハリがあって、あっという間に全巻制覇しちゃいます。
ラブコメとか今更・・とか思う人も、この漫画はそういうのじゃないから是非読んでみて下さい。
そうですね、唯一の難点と言えば、作者の椿いづみさんはとても絵が上手いのですが、どうしても美男美女しか画けないってところかな??
番外編一気読みできない『ミステリという勿れ』
そんな訳で、本日の記事は、勝手気ままに好きな漫画の話題をいたしましたが、どの漫画もおススメなので、見かけたら手に取ってみて下さい。
特に、世代じゃないから読んでこなかった若い人は、是非『ベルサイユのばら』とか読んで欲しいですね。
読み終われば絶対「バスチーユへ!」と叫んでしまうに決まっているんだから!
昔読んだ事がある人は、今は全然違う気持ちで読めるから、やっぱりベルばらはおススメです。
それでは、本日のラスト、2022年1月から月9でドラマが決まっている『ミステリという勿れ』をちょっぴり紹介。
私はつい最近やっとこの作品を読めたのですが、とても興味深いというか、面白い作品です。
ただ、テーマが重く、毎回色々考えてしまうので、面白いけど一気に読むことができなかった作品です。
作者の田村由美さんは『BASARA』で有名な方ですが、連載終了後時間が経っているためか、絵柄がかなり今風になり、とても読みやすくなっています。
ドラマ化が決まってますが、深夜ではなく、月9という所にもう不安しかありません・・。
菅田将暉はイメージでは全くありませんが、ドラマ「dele」の演技が良かったので、何となく『彼ならやってくれるかも・・』という淡い期待もありますが、主人公の整君は、大学2年生です。
変に改変とか、男女入れ替えとか架空の人物とかやめて欲しい・・。
『敢えて原作を読まずに役柄に没頭した』とか、もはや犯罪でしかないですからね・・。
頼むよホント。
それではまた。