うみブログ

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苫小牧でシマエナガが見られる確率が高いおススメの場所

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真っ白でふっくら。

瞳は真っ黒でつぶら。

そして、そのくちばしは小さくて可愛い・・。

 

もう、どこをどうしても可愛いシマエナガですが、北海道でしか見る事ができない為、シマエナガを見に北海道までやって来る人も多いです。

 

あんまり可愛いので、私も週末のほとんどはシマエナガ専門で写真を撮っていますが、シマエナガと遭遇しやすい場所と、あまりそうでない場所があるんです。

今日は、シマエナガを見るためだけに北海道へ来る方のために、私がいつも探鳥に行っている場所を紹介します。

 

今日の舞台は苫小牧。

空港には近いですが、公共交通機関が大変不便な場所で、ここでシマエナガを探すなら、レンタカーは必須です。

 

頑張れば、タクシーを使ったり、JRやバスを乗り継いで、探鳥できない事も無いけれど、あまり現実的ではありません。

 

運転をしない人は、交通の便が良い札幌でシマエナガを探した方が無難です。

「真駒内公園」や「旭山記念公園」「円山公園」なら、地下鉄やバスで移動できます。

真駒内公園は、個人的には特におススメです。

 

これ以外のエリアで、北海道観光にくっつけてシマエナガ探しをしたい人は、下⤵で紹介するガイド本で、目的地近くの探鳥スポットを見つけてみて下さいね。

私の愛用本

 

 

シマエナガは北海道全域で見られますが、会えるかどうかは運次第・・

 

レアキャラの様に扱われているシマエナガですが、実は北海道全域で見られます。

冬場は街中にも出現するので、そこまでのレアキャラでもないらしい。

 

けど、見ようと思ったからといって簡単に出会えるわけでもなく、街中で遭遇できたなら、それは偶然の産物。

小さな公園だと、運が良くないと1日待っても会えません。

 

なので、確実にシマエナガに出会うなら、シマエナガが棲んでいるような場所で探すのが一番です。

 

 

『野鳥は自分で探すもの』とか、『場所を明かすと荒らされて鳥がこなくなる』と苦言を呈する人も多いですが、旅行は限られた日数。

せっかく北海道に来ても、闇雲に探したら残念な結果になりかねませんので、新千歳空港から比較的近くて、シマエナガに遭遇しやすい所というか、私がいつも行っていて、遭遇率99%を誇る場所をご紹介します。

 

探鳥は、マナーを守って楽しくね。

 

因みに、ご存知かと思いますが、シマエナガが見つけやすくなる時期は、10月後半位から4月位まで。

私が昨年最後に見かけたのは、野幌森林公園登満別口での5月。

 

夏場でも全く見られなくなるわけじゃないけど、可愛い冬毛は3月位までなので、冬毛の可愛いシマエナガを見に北海道に来る時は、スキーウェアと冬山登山用の靴下にスノトレなどで挑んでくださいね。

 

そして、「シマエナガ遭遇率99%」と言っても、同じ場所で4~8時間粘っての数値です。

運がよければ到着してすぐに見られることも多いですが、運が悪ければ8時間粘って1回という事もあるのでよろしくお願いします。

 

 

それでは、シマエナガと出会える確率の高い場所のご紹介です。

 

1、シマエナガにかなり高確率で遭遇できるウトナイ湖

 

 

私が最近、毎週のようにシマエナガの写真を撮りに行っているのは「ウトナイ湖(苫小牧市)」です。

 

一度、大きな群れに出会ってから、ほぼ確実にシマエナガを見る事ができる事が分かり、ここばっかりに来ています。

多分広い林の中にシマエナガ達が棲んでいて、散策路からすぐの所に拠点というかナワバリ的なものをいくつか設けていて、そこを転々と移動しているんじゃないか・・と思う。勝手に。

 

何回か通って、遭遇しやすい場所とか時間を予測できるようになるのは、慣れたスーパーで買い物すると早く終わるのと一緒の法則。

 

シマエナガが見られると言う噂の場所に何回も通うのも、遭遇率を上げる一つの手段です。

 

ウトナイ湖の散策路は、背の高い木が少ない事もあり、シマエナガをかなり近くで見ることができる時があるので、そう言った面でもお気に入り。

札幌と違って雪の少ない地域なので、車の運転や散策が楽な点もおススメ。

 

シマエナガは群れで行動し、暫く同じエリアでエサ探しなどをしながら、少しづつ移動していきます。

その時に、散策路近くの枝に止まったり、下の藪に降りる事も多く、すばしっこいけどシャッターチャンスは多くあります。

 

たまに下に降りてエサを探すシマエナガ

たまに下に降りてエサを探すシマエナガ

 

私の体感ではありますが、ウトナイ湖では、粘ればかなりの確率でシマエナガに遭遇できます。

初めての時は鳥を見つけるのが難しいですが、ゆっくり歩いていると、視界の端で動くものに気づきます。

そして、木になったつもりで動かないままゆっくり目を凝らすと、小鳥は一羽ではなく群れとなって訪れている事に気づきます。

 

シマエナガを探すコツとして、「鳴き声を覚える」と言うのが推奨されてますが、シマエナガはあまり鳴かずに活動している時もあるので、個人的には、ゆっくり林を見ながら動くものを探すという方法で見つけた方が早いと感じています。

 

例外はありますが、1羽見つけたら、大体近くには沢山の鳥がいる事が多いです。

 

あと、冬のウトナイ湖のいい所は、オジロワシやオオワシ、オオタカやチュウヒなどの猛禽類を観察できるところですね。

ハクチョウが有名ですが、私は正直ハクチョウはどちらでも・・という感じです。

 

オオワシの写真

ウトナイ湖のオオワシ

 

因みに、ウトナイ湖でのシマエナガ遭遇率が高い所は

 

① ネイチャーセンター入り口近辺

② ネイチャーセンターからイソシギのテラスへ向かう散策路の、一番最初の角付近

③ ネイチャーセンター裏口付近

⑥ 道の駅側にある、鳥獣保護センター付近から湖へ出る木道近辺の藪

⑦ 鳥獣保護センターからネイチャーセンターへ向かう散策路の川の手前付近

 

です。

 

特に、①~③は、粘れば高確率でシマエナガの群れがやってきます。

(来なかったらごめん)

 

⑥のあたりにはベニマシコやミソサザイがいますが、用心深いので、他に人がいたりすると、飛んで逃げるか出てこないです。

カラ類はどこでも見られるし、人間をものともせずに近くの穂を悠々と食べています。

 

時間帯は、7~9時頃から11時位までがベストかと思いますが、別に昼の12時とかにも遭遇した事があるし、早朝に来たからと言って、絶対会えるわけでも無いのが難しい所・・。

しかも、冬の早朝は、寒すぎると鳥が全く出てこない日もあります。

 

一応、確率を上げるなら、お昼よりは、人が少ない早朝の方がよいかと思います。

 

また、ネイチャーセンター手前から「キツツキの小径」という散策路に入る事ができるのですが、行ってみると面白いものが見られるかもしれません。

 

キツツキの小径は少し開けているので、タカのアタックや、木から飛び立つ瞬間のタカを見かけることもあります。

シマエナガは、1~2回くらいかな・・。

 

ウトナイ湖にはネイチャーセンターがあるので、センターの人から野鳥の詳しい情報を教えてもらう事もできますよ。

残念ながら平日はやっていませんが、土日祝日の9:30~16:30まで開いているので、ウトナイ湖に来たら、是非立ち寄ってみてください。

 

駐車場は、道の駅側にもネイチャーセンター側にもあります。

私は道の駅側に車を停めて、ネイチャーセンターまで歩き、散策路をくまなく歩くのが好きですが、冬場は雪があって歩き辛いので、ネイチャーセンター側の散策のあと、一旦車で道の駅まで移動して、近辺を散策する様になりました。

 

足元が悪かったり、スノーブーツで散策するとなると、結構疲れるのよ。

 

ウトナイ湖関連記事⤵ 記事はまだ続きます

www2.kataseumi.com

 

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2、北大研究林

 

 

 

北大研究林の看板写真

昔は「苫小牧演習林」と呼ばれていた名残の看板

 

結構マニアックな場所にあるにもかかわらず、バードウォッチャーのひそかな聖地「北大研究林」。

 

ここのバードウォッチャーさんと話すと、結構な確率で「本州から来た」みたいな人と出会います。

 

それはいいんですが、ここは、北海道大学が色々な研究をしている林(というか山で、熊や鹿も出ます)なのですが、広く一般に開放されている区域があり、林内には池や川があり、公園として整備されているのにもかかわらず、自然が豊かで景観も素晴らしい場所です。

 

陽気がいい時期の週末は、地元のファミリーがピクニックなどに訪れる他、池のベンチでボーっとする人、探鳥目的で大きなカメラを携えた人等で賑わいます。

 

 

園内は広く、職員さんの住居区域や研究区域等もあり、所々立ち入り禁止となっています。

 

ここでは、ウトナイ湖ではあまり見られない、セキレイ類やカワセミ。

キクイタダキにカケスやエゾリスなんかにも、簡単に出会う事ができます。

 

カケス

キビタキの写真

キビタキの若鳥

 

駐車場は、手前側と奥側に1か所づつ。

奥の方が駐車場は広いので、手前が一杯なら、奥の方へ止めましょう。

 

手前から奥への距離は、およそ1.4キロ位です。

ベンチやテーブルなどもあるし、秋には素晴らしい紅葉を楽しめるので、是非ランチとお茶を準備して訪れてほしい所です。

 

手前から奥へは、駐車場に沿った大きな道を歩くことも出来ますが、園内の散策路を歩く方が、色々なものに出会えます。

因みに、シマエナガを見たいなら、奥まで行くことをおススメします。

 

 

実は、北大研究林は、『ゴールデンカムイ』の作者、野田サトル氏が、その作品の前に描いていた「スピナマラダ」という漫画で、数回登場した場所でもあります。

そんな事もあって、私もたまにここで探鳥をしています。

 

 

この漫画の聖地巡礼記事 はこちら⤵

comic.kataseumi.com

 

北大研究林は、野鳥に出会いやすい事とか、景観が素晴らしい事とかおススメな部分は沢山あるのですが、ウトナイ湖よりも背の高い木が多く、シマエナガはそこまで近くに寄ってくる感じはなく、小さいシマエナガが高い木に止まっていると写真の難易度が一気に高くなってしまいます。

 

また、シマエナガを見つけられる確率も、ウトナイ湖程高くはなかったので、専ら私はウトナイ湖一本でシマエナガ探しをしています。

 

(北大研究林は、エゾリス遭遇率は超高いので、エゾリスを見たい方はこっちに来ましょう)

 

エゾリス写真

夏のエゾリス

 

ウトナイ湖と北大研究林をはしごするウォッチャーさんは多い

 

さて、高確率でシマエナガを観察できる場所が数カ所ある苫小牧。

ウトナイ湖と北大研究林は、車でおよそ10分程度の距離なので、話をしてみると、こことウトナイ湖を1日ではしごしているウォッチャーさんには結構会います。


「さっきまで北大にいたんだけど、◯◯がいたよ。」

「今日の北大は、人が沢山いてダメだわ。」


みたいな感じで、挨拶すると色々教えてくれる人も多いです。

 

苫小牧には他に、勇払の方に弁天沼や、勇払原野と呼ばれるちょっと玄人向けの野鳥の楽園があるのですが、よく知らないと入っていけない場所にあり、道路も凄く凍ってしまう所なので、冬場はちょっと怖いし、私も行った事はありません。

 

でも、この間会ったウォッチャーさんは、そこでシマエナガに会ったと言っていました。

機会があれば、私も行ってみようかと思っていますが、興味ある方は「弁天沼 苫小牧 野鳥」とかで調べてみて下さい。

 

 

最後の手は、千歳の「バードウォッチングカフェ」

 

という事で、本日の記事は、苫小牧で高確率でシマエナガに会える場所でしたが、最後に空港のすぐ近く。バードウォッチングが出来る千歳市のカフェを紹介します。

 

thebirdwatchingcafe.com

 

お店の様子などは、以前記事にした事があるので、記事最後にあるリンクを参考にしていただきたいのですが、こじんまりとしたカフェで、エサの少ない冬季には、シマエナガなどが立ち寄ることが多いそうですよ。

 

千歳の「ザ・バードウォッチングカフェ」にて撮影したハシブトガラの写真

千歳の「ザ・バードウォッチングカフェ」にて撮影

 

食事もボリュームがあって美味しく、カメラの良い練習にもなるのですが、どんな鳥がやって来るかはやっぱり運次第。

 

運が悪ければ、スズメとハトしか来ない時もありますが、暖かい店内でゆっくり鳥がくるのを待つのもいいかもしれませんね。

 

それではまた。

 

バードウォッチングカフェについてはこちら⤵

blog.kataseumi.com