こんにちは、かたせうみです。
本日は、千歳川の清流沿いにある「烏柵舞(うさくまい)園地」に来ています。
ここは、野鳥愛護会の人達も野鳥探索に訪れる、自然豊かな場所なのですが、先日、ウトナイ湖ネイチャーセンターの方とお話をしている時に、「オオルリを見たい。」とお話ししたら、ここを教えてくれました。
オオルリは、たまに公園などでも見かける事があるのですが、それは通過のほんのひと時で、繁殖期は崖地のような所に巣を作る為、公園などからは姿を消すのだそうだ。
ウトナイ湖も、自然は豊かだけれど、平地なので、オオルリはいないとの事。
う~ん、あたりまえだけど、鳥の生態を知らないで、闇雲に探しても、野鳥は見つからないもんだ。
という事で、場所を教えてもらったんだけど、千歳川沿いには、製紙会社の最大手「王子製紙」が、発電所をいくつか作っているんですね。
明治の頃に作られた「第一発電所」は最も上流にあり、建築遺産にも指定され、見学もできるようになっています。
で、今日は、もっと下流の「第四発電所・ダム」までの林道を、「第一烏柵舞橋」から散策します。
すごくいい所なんですが、この辺は山なので、真面目に熊の出没ポイント。
こういう所であり、林道の入り口を教えてくれたおじさんにも「大丈夫だと思うけど、気を付けてね。」と言われたばかりで、ちょっと不安・・。
駐車場は、「烏柵舞」手前ちょっと下る
という事で、「烏柵舞園地」の駐車場に到着。
千歳川沿いにあるので、向こう側はもう川。
ザァーっと流れる川の音や鳥の声、木々の緑は最高に癒してくれます。
本日の、QOL爆上がりタイム pic.twitter.com/Pn7ZFTBP28
— かたせうみ (@kataseumi) 2022年6月26日
ここは、カヌーのエントリーポイントにもなっているので、大きなカヌーを積んだ車も多く止まっています。
芝の公園や散策路、トイレ、東屋なども整備されており、休日のリフレッシュに来る人達も見かけますが、千歳市には、この手前にファミリー向けの大きな公園が2つほどあるので、あまり混雑はしていません。
千歳市街や千歳インターチェンジ方面から来る場合、支笏湖公園線に入り、バードウォッチングカフェを過ぎたあたりから「道南建設」の看板を目安に、ちょっとそれた道に入り「第一烏柵舞橋」の手前を左に降りると烏柵舞園地の駐車場があります。
札幌方面や苫小牧方面から支笏湖公園線を使って来る場合は、やはり道南建設の看板を目安に、公園線をおり切ったあたりから、入る形になります。
バードウォッチングカフェまで来たら、行きすぎです。
第一烏柵舞橋から、およそ1.7キロの散策路へ出発!
では、駐車場から、まずは第一烏柵舞橋へ向かいます。
あの橋が「第一烏柵舞橋」。
運がよければ、橋の上から、ヤマセミやカワセミを見る事ができるそうだ。
因みに、渓流沿いを、大きな翼で飛行する、迫力のあるサギを見ることも出来ますが、カメラが追い付かず、写真なし。
それと、余談なんだけど、カメラについてるレンズが望遠なので、近い所の景色が思ったように撮れないよ・・・、とほほ・・。
烏柵舞橋から上流を臨むと見られる景色はこんな感じ。
写真では分かり辛いけれど、千歳川の水は、とても綺麗で、鮭が遡上してくる事でも有名です。
釣りスポットでもあるので、春先からは川に入る釣り人も多く、カワセミとはなかなかお目にかかれません。
さて、暫くこんな感じの道を歩くと(右側はサイクリングロード。支笏湖まで行けます)ほどなくして、「サケマス孵化場」が見えてきます。
サケマス孵化場には、見学もできる「さけます情報館」もあるのですが、残念ながら、火曜日と、土日祝日は休館で、中には入れません。
この辺りにも、野鳥が来たりするらしいので、平日に行ける時があれば、立ち寄ってみるのもいいですね。
さて、さけます情報館を右手に見ながら歩いていくと、ちょっと坂になっていて、こんな看板が見えてきます。
少し歩くと、林道の入り口となります。
林道に入らずこのまま歩くと、支笏湖公園線に出てしまうので注意。
林道入り口到着!ここは、グーグルマップやグーグルアースでも出てこない
林道の入口に到着しました。
ホントに??
こっからはいるの??
という感じですが、ここから入ります。
ガードレールから下をのぞくと、確かに道がある。
こんな看板も建っているから、入る人はいるんだろう。
上流に、第4ダムがあるって書いてあるから、確かにここです。
実は、数日前にグーグルマップやグーグルアースでも確かめたのですが、この林道って、上からの写真では、木が邪魔して全く見えないし、マップにも認識もされていない。
でも、さっきおじさんに聞いたら、ここだって教えてくれたので、行ってみる事に・・。
熊だけはほんと勘弁してくださいよ・・。
林道へ入ると、山道ながらも、確かに頻繁に人が通っている形跡のある道がある。
あとで人に聞いたところによると、発電所の人が通る道らしいです。
渓流沿いなので、心が洗われるように眺めがいい。
北海道野鳥愛護会さんのHPによると、「今では珍しくなった、手つかずの自然河川」だそうです。
参考(北海道野鳥愛護会HP)☞千歳川
しかし・・
自然が豊か過ぎて、一人だと結構怖いです。
バードウォッチングの人と稀にすれ違う事もあるけれど、ほとんど人に会う事はありません。
穴場か??
で、近くでガサガサ音がしたりすると、心臓が凍る思い。
熊が出る可能性さえなければ、すごく癒される道なのに・・。
林道を、およそ1.2キロ進むと、間もなく終点、「千歳第四発電所」です。
千歳第四発電所到着。
大正9年に建てられています。
赤いレンガが、歴史を感じさせますね。
一応、関係者以外立ち入り禁止となっているので、奥には進まず。
先程、第一発電所は明治時代に建てられ、見学もできると書きましたが、遺されているのではなく、発電所は今も現役なんですよ。
烏柵舞橋から第四発電所近辺で撮影できた野鳥
という事で、烏柵舞園地の駐車場から片道およそ2キロ。
この周辺で撮影できた、野鳥の写真をご覧ください。
ネイチャーセンターのお兄さんが教えてくれた通り、オオルリに遭遇しました。
綺麗ですね!
コルリやルリビタキ、カワセミなんかも青い鳥ですが、青い鳥は、幸せを運んでくれそうで、何となくいつも探し求めています。
これは、第四発電所付近にいた「キビタキ」。
この写真は、まだ400㎜のレンズ購入前で、250㎜で撮影しています。
林道に入ってすぐの所に、一か所、泉のようになっている場所があるのですが、そこでじっと枝になったつもりで待機(これが大事)していると、水浴びをする可愛い鳥達に遭遇する事があります。
キビタキの水浴び、可愛いですね。
☞この先、虫が出てきます。苦手な人は注意
移動しながらエサを物色するアカゲラを追っています。
いや~、自慢げに虫食ってるよ、可愛いね。
千歳第四発電所付近には、車が通行できる道があり、こんな感じになっています。
左右が崖地になっていて、道が谷になっています。
こういう所にオオルリがいるって教えてもらえましたが、確かに、ここでオオルリが囀っていました。
頑張って囀ってるって事は・・、まだ彼女がいない状態という事ですね・・。
と思うと、残念な感じも・・。
虫をくわえて、ガードレールに止まっていたキビタキ。
なんか、目の前に「シタッ!!!」と下りてきて、ガードレールに暫く止まってた。
感動しすぎて写真を撮りまくりましたが、キビタキちゃんのくわえている虫が、まだ・・、グリンとしていて・・、活きがいいですね。
キビタキ:見て♡ムシ
この辺から、落ち着いてシャッターを切れるようになってきた。
そして・・、エサとなった虫が・・、虫の息に・・・。
可愛すぎるキビタキの写真を連続であげましたが、最後に、トリミングしたドアップのキビタキをご覧ください
きゃ~~!
アオムシがダメな人、ごめんなさい!
それではまた。